雑食性のため小さいうちは海中のプランクトンなどを食べています。しばらくは魚に被害が出ることもないので水槽内は平和そのものです。がしかしその裏でオニイソメは魚を捕食できるサイズへ着実に成長していきます。
水槽に現れた時の対処法
ある日水槽にオニイソメの存在を発見してしまったという時は言うまでもなく駆除が必要です。しかし手づかみで取り出すなんて考えただけでぞっとします。ここでは駆除の方法とアイテムを紹介します。
駆除が必要
間違ってもそのまま飼育してみようなんて思わないでください。駆除は次の休みでいいやもNGです。できる限り早い段階で取り除きましょう。放っておくといつの間にか魚が一匹もいなくなっていたなんてことになりかねません。
ペッドボトルなどの捕獲容器を使う
直接触れるのが苦手な方は捕獲容器にペッドボトルを用いてみましょう。使い方は簡単です。ペッドボトルを水槽の底に沈めるだけでオッケーです。ただし即効性はあまりまりません。運良く入ってくれるのをひたすら待つ、そんな対処法になります。
直接ピンセットなどでつかんで駆除
侵入を発見したら一刻も早く駆除したい!そんな時は勇気を出してピンセットを使って直接の捕獲を試みましょう。ライブロックの穴から顔を覗かせていることが多いので細かい作業にも対応することができます。千切れてしまうこともありますが仕方ありません。完全体での捕獲を目指すより駆除が最優先です。
オニイソメの侵入を防ぐには
有害な生物の侵入を事前に防ぎたい時は薬剤を使った予防があるのでそちらを紹介します。しかしこの方法はライブロックに付着している微生物をも取り除いてしまったり、2次的な楽しみである「付着している生物との出会いの機会」も失ってしまいます。メリット、デメリットをよく考えて行うようにしましょう。
ライブロックを薬剤で薬浴する
水槽に入れる前に薬浴することによって有害な生物を未然に侵入を防ぐことができます。薬浴は必ず別水槽、またはバケツに入れて行います。薬剤にもさまざまな選択肢がありますが次に紹介するサンゴ用のものがもっとも適しています。
サンゴ用の薬剤を使う
サンゴは水槽へ入れる前に病気や寄生虫の持ち込みを避けるために薬浴が推奨されておりライブロックへも同様の薬剤を使用するのがおすすめです。中でもこちらのコーラルRXProは多くの愛好家が使用している代表的な薬剤です。
薬浴の手順
- 水槽、またはバケツに人口海水を用意します。水道水は絶対にダメです。
- 海水に対して適切な分量の薬剤を投入します。
- ライブロックを入れます。台座がある場合は使用すると底との接触面が解放されるのでおすすめです。
- エアレーションをライブロックの下方部に来るように配置し稼動させ30分ほど放置します。
- 余裕があればスポイトを使用して穴に海水を注入してみると穴に潜む生物が出て来やすくなります。
- 別の水槽、バケツに海水をもう一度準備し、再びエアレーションを稼動させて30分ほど放置します。作業完了です。