パスタの中でも海鮮を使ったものは磯の香りが何とも言えず食欲をそそります。イタヤ貝はふんだんに貝汁が出るので海鮮の味と香りを更に引き立たせます。缶詰などは汁ごとソースとして使って存分に旨味を楽しんでください。
イタヤ貝のパスタの特徴
パスタは具材を変えずにソースを変えるだけで様々な味を楽しむことができるので、料理の中でも作りやすいのではないでしょうか?クリーム、和風、トマト、バジル、など数種類のパスタソースを作り、イタヤ貝の色々な味わいを楽しんでみるのも良いのではないでしょか。
イタヤ貝のパスタの作り方
- 玉ねぎ、にんにくをみじん切りにします。オリーブオイルでにんにくを香りが立つまで炒めます。次に玉ねぎを加えじっくり炒めて甘みを引き出します。この時の炒め方で味の違いが出てくるのでしっかり炒めてください。
- 玉ねぎとにんにくを炒めたところにソースを作ります。トマトソースでしたらトマト缶、ケチャップ、トマトジュースなどを使いコンソメを入れてお好みの味に調えます。クリームソースの場合は牛乳や生クリームを加えます。和風は醤油やだしなどを使用します。
- お好みのソースに海鮮を加えます。イタヤ貝、アサリ、エビなどは生のものがあるとより香り高く魚介の旨味を味わえます。手に入れることができなければ、シーフードミックスなどを利用しても生の風味には劣りますが美味しくできます。
イタヤ貝のおすすめレシピ「貝柱のかき揚げ」
貝柱のかき揚げはサクッとした衣の食感を味わいつつ貝の旨味をしっかり味わえるので、是非はじめは何もつけずに食べていただきたいです。かき揚げは丼にしても美味しいのでたくさん作った場合は丼にするのもおすすめです。
イタヤ貝の貝柱のかき揚げの特徴
かき揚げは何といっても歯ごたえの良さです。それにイタヤ貝の貝柱のふんわりとした甘みが加わりなんともいえない香ばしさを味わえます。かき揚げをカラッと揚げるには油の温度を一定に保つことと、衣の温度を低くすることが大事です。油の量にあった揚げ方にしたり、厚い鍋でたっぷりの油を使うなどして温度変化がおきないようにしてください。
イタヤ貝の貝柱のかき揚げの作り方
- イタヤ貝の貝柱が冷凍の場合は解凍してキッチンペーパーなどで水分をよくふき取っておきます。その他の具材はコーン、ゴボウ、ニンジン、しらす、桜エビ、玉ねぎなど、お好きな具材を組み合わせてください。具材は薄く切りすべてに薄力粉をまぶしておきます。
- てんぷら粉に冷水を入れて衣を作ります。サクッと揚げるには混ぜすぎないようにしてください。てんぷら粉はあまり混ぜるとグルテンが出てくるのでサクッと揚がらなくなってしまいますので注意してください。
- 適度な大きさに分けて入れ180度の油で揚げていきます。入れたら上がってくる前に菜箸で中央をクルクルと回して窪みをつけてください。鍋肌などで形を整えて揚げてください。大きな単発泡ができてくるのでそうしたら出来上がりです。
イタヤ貝の名前について
きれいに並んだ放射肋の入った貝から見立てて色々な呼び名がつけられています。現在、文様伝統工芸としてもその模様が使用されています。また、兜に見立てた家紋が江戸時代から多くの人に親しまれてきました。
漢字で書くと「板屋貝」
貝の形が屋根を板で葺く形状によく似ているためにこの様に呼ばれています。昔は物の形から例えられてたくさんの漢字ができてきましたが、貝の形からも様々な呼び名が生まれてきたのは面白いです。
別名は「柄杓貝(ひしゃくがい)」
右の殻が丸みを帯びて深いため、その形状を使い柄杓を作り持ち手に木の枝などをつけて古くから使われていました。戦時中の物の不足していた時代は金属がなかったのでこういった貝の柄杓を活用していました。