アルコールバーナーを五徳で活用しよう!おすすめ商品や自作法のご紹介も!

アルコールバーナーは気軽に火を起こせるキャンプ道具ですが、調理など楽しく活用するには五徳が必要です。ただし、アルコールバーナーの種類によっては、五徳が付属していないこともあります。そこで今回は、五徳の入手方法や自作の方法をわかりやすくご紹介していきます。

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アウトドアが好き。少しだけ自然という非日常に触れて、現実へと帰る感じが好き。そう感じるのは、幼い頃にキャンプへ連れて行ってもらえたからだと思う。星空を流れる風の音に心を奪われた夜の思い出は、幾つになっても、色あせずに血肉となって、受け継がれていくのだと思う。

アルコールバーナーに五徳が必要な場合とは?

ここで言われる五徳とは、いわゆる儒教における備えるべき五つの徳(仁・義・礼・智・信)のことではなく、ガスコンロでお馴染みのフライパンや、やかんを乗せておくための金属製の台座のことです。

アルコールバーナーに五徳(昔は、輪っかの部分を上にして使う道具を『くどこ』と呼んでいたそうで、今は、似た形状の道具を逆さまにして使っているため、呼び名も逆さまにして『ごとく』という名前に落ち着いたと言われています)を備えることで、アルコールバーナーを使って、小さな空間でも楽しく調理することができるようになります。

ちなみに、昔ながらの五徳に似た形状を残している現在の五徳といえば、旅館などで鍋料理を食べる際に、固形燃料が使われることがありますが、その固形燃料の周りを覆いながら、鍋を支えるための台座となっている三本足の金属製または陶器製の道具が思い当たります。

この昔ながらの五徳に似た形状の道具。そもそもは、固形燃料を置いている部分の裏側に鍋を置き、現在の鍋を奥側を足にして使っていたと言うのですから、便利な調理器具で快適な料理をしたいと言う創意工夫の跡が感じられる話です。

アルコールバーナーは小型で便利なキャンプ火器

アルコールバーナーとは、製品の形状によってはアルコールストーブとも呼ばれる製品で、燃料となるエチルアルコールやメチルアルコールを使って、火を焚いて暖まることのできる携帯用コンロの総称です。

アルコールバーナーに五徳が必要な場合① お湯を沸かす

本来は暖房器具なのですが、せっかく火がついているのですから、これを役立てないのは少しもったいない気がしてしまいます。そこで、この火を使ってお湯を沸かし、スープやコーヒー、日本人であれば味噌汁を作って体の内側から暖まろうと考えると、五徳の出番となります。

アルコールバーナーに五徳が必要な場合② 調理をする

お湯を沸かす鍋や、やかんをフライパンに持ち替えることで、簡単な料理もすることができます。実際のところ、沸騰には標高が関わるので一概には答えられませんが、アルコールバーナーで調理して食べる山の料理は、味わい深く、感動もひとしおです。

フライパンやスキレットで作るキャンプ飯の美味しさ

沢山を作ることはできませんが、普段の味わいに感動を添えて、美味しく作ることができます。それがキャンプならではのキャンプ飯。作る間に広がった美味しい匂いに誘われて、プレートに盛り付ける間もなく、フライパンのまま頂きますを口にすることも、しばしばです。

自分で火を起こして、調理する。街での暮らしであれば、当たり前と言われてしまいそうなことですら、そこでは仲間との美味しい食事を楽しむ時間も、全てが大切な思い出となります。苦労して調理したことも、思わぬ失敗ですらも、後から後から、次々と浮かび上がっては消える楽しいひと時をアルコールバーナーの静かな炎でお楽しみください。

アルコールバーナーの五徳を入手する方法とは?

一緒に揃えておくことで、シーンを選ばず便利に活躍してくれるアルコールバーナー用の五徳ですが、用意したアルコールバーナーに付属していない場合には、次のいずれかの方法で入手することができます。

五徳の入手法① 五徳付きのアルコールバーナーを購入する

もしも、これからアルコールバーナーを手に入れたいと考えているのであれば、アルコールバーナーとセットの五徳付き商品を選ぶのも良いでしょう。自分の好みの大きさと、デザインを探す楽しみがあります。

五徳以外にはどのような付属品があるのか

五徳以外のアルコールバーナーの付属品として重宝するのが、アルコールバーナーの燃料となるアルコールを安全に保管するための液体燃料保管容器。通称、フューエルボトルです。アルコールそのものは、今日では薬局などでも簡単に購入することができますが、購入時のままの容器では、持ち運びに不安を残します。

防風機能の備わった五徳や、防風壁もアルコールバーナーの付属品として人気があります。最近では、防風機能の備わった五徳も一般的になりつつありますが、どちらも、アウトドアでの調理の際に真価を発揮します。

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