ショックリーダーって本当に必要?
ショックリーダーは必ずしも必要ではありません。リールに巻いてある道糸にデメリットを感じなければ直結で十分です。ショックリーダーをつけるとラインブライクが減り、ルアーロストの減少、魚のキャッチ率もアップします。メリットが大きい方法なのでリーダーシステムを必ず作って上級者は釣りに挑みます。
ラインの性能は一長一短
摩擦や熱に弱いけれどしなやかで細い。感度は高いが急なテンションに弱いなどフィッシングラインの性能は一長一短です。すべてを備えた万能ラインはありません。用途に合わせて選択します。
ショックリーダーってどんなもの
ショックリーダーとはルアータックルの仕掛けで、道糸とルアーの間に接続して使用するラインのことです。道糸とショックリーダーのワンセットで1つの仕掛けとなります。その糸同士の結束方法は、初心者には難しく敷居が高いので使う妨げとなっています。通常は細く強度が圧倒的に高いPEラインを道糸に使います。
PEラインの特徴
- 同じ太さでナイロンの2倍以上の強度
- 低伸縮性
- 低吸水性
- 摩擦に弱い
- しなやかなで柔らかい
- 波、風の影響を受けやすい
- 比重が小さい
- 結節が弱い
- キャストしやすい
- からみやすい
- 魚に見切られる
- 価格が高い
PEラインの主な特徴です。20世紀末に登場し釣りの世界で革命が起こります。PEラインを道糸にすることで今まで攻められなかった深場も攻略でき釣り方や魚種に拡がりをみせるようになりました。強度を高める様々なラインの結び方が考案され、プロアングラーによる独自の結束方法も次々と発表されています。
魚の引きを吸収する
PEラインを道糸にした場合、急な力の衝撃に弱い特性があります。魚がフッキングした時、物理的に強い力が加わりPEラインではそのショックを吸収しきれません。魚の引きを吸収するためショックリーダーはクッションの役割を果たします。
根ズレや魚の歯によるラインブレイクを防ぐ
ショックリーダーの主な役割は、根ズレや魚の歯によるラインブレイクを防ぐことです。PEラインは摩擦にとても弱くこすれるとすぐ切れてしまいます。根ズレのダメージだったりやファイト中の尾ビレや背ビレ、歯の接触で簡単に傷がついたり。耐摩擦性能のショックリーダをつければラインブレイクを防げるでしょう。