マムートってどんなブランド?
マムートとはドイツ語で「マンモス」を意味しており、マンモスのロゴデザインで有名なアウトドアブランドとして人気を博しています。メーカーとしての歴史も古く、今や世界50カ国以上の国や地域で展開されているマムートについて、ご紹介していきます。
マムートは1862年創業のスイスの老舗アウトドアメーカー
マムートの歴史は1862年、スイスのディンティコンでロープメーカーから始まりました。その後マムートは寝袋や登山靴、アウトドアウェア、バックパックなどの製造メーカーと協力、買収をしながらブランドを大きくしていきます。そのデザインや品質の高さから多くのアルピニストの信頼を獲得してきました。今や150年以上の歴史を持ちながらも、成長を続けることを忘れていません。
マムートは創業当初はロープのメーカー
今やバックパックやアウトドアウェアなどのイメージが強いマムートですが、創業当社はロープメーカーから始まっています。創業者であるカスパー・タナーはドイツを中心にロープ製作実習を経て、スイスでロープメーカーを立ち上げました。1943年にはマムートブランドのロープが発売され、1964年に発表した「マムートダイナミック」は、登山用品の安全基準を定めているUIAA(国際山岳連盟)の認定を初めて受けたシングルロープとして注目を集めました。
マムートの登山靴の底には「ライケル」のマークが入っている
マムートの登山靴の底には「Raichle(ライケル)」というロゴマークが入っています。ライケルは1909年創業のスイスの登山靴専門メーカーとして有名でしたが、2003年にマムートによって買収されました。マムートはライケルの100年以上の登山靴に関しての技術や知識を用い、ゴアテックス素材などの防水性に定評がある登山靴を多く発表しています。
登山靴と一言で言っても種類がある
マムートは登山靴を扱っていますが、登山靴と言っても様々な種類が展開されています。夏山登山やトレッキングに適しているものや、冬山登山に適しているものなど種類によって性能も異なってくるため、自分がアウトドアする際の環境に合わせた靴選びが必要です。
登山・トレッキング・ハイキングの違い
自然の中に入っていくために、自分に適した靴を選ぶためには自分がしたいことは登山なのか、トレッキングなのか、ハイキングなのかを認識しておく必要があります。これらの区別するためにはこちらを基準に考えてみてください
登山
『登山』という言葉は「山に登ること」を全般的に意味しています。その山の標高は関係なく、「山頂を目指して山を登る」という行為が重要になっています。そのため山の途中のお寺などの目的地まで登る場合は基本的に登山とは言えません。
トレッキング
『トレッキング』は「山道を歩くこと」を意味している言葉です。そのため山を登ることは必要なく、どちらかと言えば山の麓を歩くことが多く、山々の風景を楽しみながら山道を歩くことが主な目的になっています。山によってはトレッキングコースが整備されていて、登山までは体力がないような人向けのアウトドアになります。
ハイキング
『ハイキング』は「自然の山野を歩くこと」を意味している言葉です。自然を楽しむことが目的なため、山の中に入る必要はありません。高原や公園でもハイキングは可能なため、『トレッキング』よりも気軽に誰でもできる自然の中の活動としてお年寄りから子供まで楽しむことができます。
山道を長時間歩くという意味では共通点もある
登山・トレッキング・ハイキングはそれぞれ活動内容としては異なっていますが、自然の中を長時間歩くという意味では共通しています。そのため長時間歩くには、クッション性が高かったり、足が疲れにくく快適に歩けるような機能が靴には必要になってきます。
マムートは登山靴とハイキングシューズを分けてラインナップしている
マムートの登山靴はフットウェアというカテゴリーの中に入っており、その中でも登山やハイキングなどのアクティビティによって種類分けされています。現在ではフットウェア全19種類のうち、登山用が6種類、ハイキング用が13種類のラインナップが展開されています。