燻製器を自作しよう!100均の素材や段ボールなど素材別に作り方をご紹介!

手軽に作れるのに耐久性があり、何度でも繰り返し使えるという点です。材料も安価ですし、知り合いに一斗缶を使うようなお店の方がいれば、もらうこともできます。また、大きさも手ごろで、網を置くところも2段は作れますし、食材を吊るすこともできます。

一斗缶で作るデメリット

一斗缶で作る燻製器の一番のデメリットは、使わない時の収納です。分解したり、折りたたんだりすることができないので、使わない時は一斗缶の大きさのまま収納することになり、それなりのスペースが必要です。

必要なもの

  • 一斗缶、網×2枚、ボルトとナット、吊り金具(S字フック)

何かの容器として使用されていた一斗缶を使う時は、洗浄して、中の汚れを十分に落とします。網は一斗缶に入るサイズのものを用意します。材料以外にも電動ドリル、ペンチ、ドライバーなどの工具が必要です。網の枚数、吊り金具(S字フック)は必要に応じて用意してください。

燻製器の作り方①空気穴を開ける

一斗缶の下側に空気の通り道を作ります。一斗缶の側面の下部分に、一面4ヶ所から6ヶ所の穴をドリルで開けます。一斗缶の底でスモークチップを燃やすので、空気が入ってこないとうまく煙が出ません。

燻製器の作り方②網の位置を決める

網の位置を決めます。およそ一斗缶の三分の一ところ二箇所に網をそれぞれ置くことにします。位置を決めたらその場所の同じ面に2箇所穴を開けボルトを外から通しナットで固定します。内側に出たボルトの上に網を置きます。網の大きさによってボルトの長さを決めます。

燻製器の作り方③熱源のセッティング

一斗缶の底にスモークチップ、網に食材を置き上部に蓋をします。一斗缶を直接ガスコンロなどの熱源の上に置いて加熱します。高さがあり、倒れる危険がありますので、コンロや一斗缶を置く時は地面やテーブルの安定したところでセッティングしましょう。

燻製器の作り方④吊り金具(S字フック)の設置

肉や魚を吊るして設置することもできます。食材を吊るす場合は、上側の網の位置をなるべく上の方へしましょう。その網に吊り金具(S字フック)を引っ掛けて食材を吊るします。吊るした食材から水分が垂れますので、食材の下方の網にアルミトレイなどを敷き垂れた水分を受けます。

燻製器を自作!コンパネ編

ホームセンターなどで購入することができる板、コンパネを使って燻製器を作ります。基本はコンパネで密閉できる箱を作って、網を設置するだけなのですが、作り方によっては大きく本格的な燻製器を作ることもできます。ここではシンプルな作り方を紹介します。

こんな人におすすめ

燻製を定期的に作る方、本格的な燻製を作りたい方など、中・上級者におすすめですが、もう一つ条件があります。コンパネを使った燻製器を作るには多少の技術が必要です。ですから、設計もある程度自身でできるようなDIYが得意、または興味があってチャレンジしたい方におすすめです。

コンパネで作るメリット

コンパネで作る燻製器の最大のメリットは、大きさが自由にできることです。コンパクトなものはもちろん、大きなものまで、好きなサイズを自由に設計することができます。また、扉の位置や大きさなども自身の燻製スタイルに合わせて設計できます。

コンパネで作るデメリット

ある程度自身で設計ができるくらいのDIYの技術が必要です。大きさは90センチ×180センチのコンパネを部材ごとにカットして、ビスや金具で組み立てますので誰にでもできるというものではありません。また、コンパネ1枚の値段はおよそ1,500円から2,000円くらいです。他の部品と合わせて、コストもそれなりにかかってきます。

必要なもの

  • コンパネ、ビス、網、蝶番、留め金具、アルミトレイ

コンパネ1枚で最大およそ幅45センチ×奥行き30センチ×高さ90センチの燻製器が作れます。組み立てはビスで行いますが、強度を増すために必要に応じて木工用ボンドやジョイント金具などを使用することも可能です。留め金具は扉を閉めたときの固定に使用します。材料はすべてホームセンターでそろいます。

燻製器の作り方①設計を考える

まずはメモ程度でもよいので設計図を書きます。難しく考える必要はなく、希望の大きさの燻製器を立方体の箱として考えます。箱の側面の一面は扉として使用します。箱の中に網を設置する場所、個数を決めます。

燻製器の作り方②ホームセンターでカット

箱、燻製器の大きさの大きさが決まれば、箱の部材に合わせてコンパネをカットします。サイズを指定すれば、コンパネを購入したホームセンターでカットして貰える場合があります。持って帰る時にも便利なので、お店の方に問い合わせてみましょう。

燻製器の作り方③組み立て

カットされたコンパネを箱型に組み立てます。ビスを使ってコンパネを組み立てていきますが、強度を増すために木工用ボンドやジョイント金具を取り付けてもかまいません。側面の一面は扉として蝶番で開くように固定し、留め金具を取り付けます。

燻製器の作り方④網の設置

燻製器の側面の内側に、網を取り付けるための木を取り付けます。両側に同じ高さで網が水平になるようにします。網を支える木は使う可能性を考えて数ヶ所取り付けておきましょう。そうすることで食材の種類や大きさ、吊るす時など、その時の状況に応じて網の位置、枚数を変えられます。

燻製器の作り方⑤熱源の設置

燻製器の底の部分にコンロなどの熱源を設置します。熱源の上にアルミトレイを置き、スモークチップを熱します。熱源は炎の上がらない電気コンロのようなものが最適です。ガスコンロや炭を使う場合はコンパネが焦げないように注意が必要です。また、燻製器の底に空気穴が必要となります。アルミトレイの代わりにフライパンなどでもかまいません。

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