記事では紹介しきれなかった世界中に溢れる様々な拷問。その種類や背景などを知ることによって、より歴史の裏側まで近づいていくことが出来ます。拷問の世界をより深く知りたいあなたへオススメする、歴史を紐解く参考書をご紹介します。
拷問・処刑・虐殺全書―現代も行なわれている残酷刑のすべて
人が持つ残虐性を露にする、史実に基づいた拷問の歴史が掲載された拷問・処刑・虐殺全書。虐待や理不尽な暴力としての拷問ではなく、刑罰による見せしめの意味での拷問文化が息づいていた時代の中でも、近代よりのエピソードが多く収録されています。
処刑の文化史
主にアメリカ、西洋圏内の処刑に重点を置いたベストセラー作品。処刑の他、拷問や魔女狩りなどについても言及されており、学術的な重量感は無いものの、イラストを添えて初心者にも分かりやすいように書かれているため、処刑の歴史を学ぶ入門書としてオススメの一冊です。
図説 拷問と刑具の歴史
拷問器具についてフューチャーされた解説本。時代に移り変わりと共に変化していく拷問のあり方と器具をイラスト付きで分かりやすく解説されています。グロテスクさやスプラッター要素が少なめなので、そういった描写が苦手な方にオススメです。
「拷問」「処刑」の日本史 農民から皇族まで犠牲になった日本史の裏側
神話の時代から昭和前期まで歴史に基づいた拷問文化を詳しく紹介している一冊。皇族にまで拷問の手が及んだ拷問の起源、武士による刑罰として形を変えた戦国時代など、日本における拷問に焦点を当てて史料・巻き物から分かる暗黒の歴史部分を紐解きます。