常紋トンネルから大量の人骨?タコ部屋労働や人柱伝説の真相に迫る!

非道なタコ部屋によって、無惨な死を遂げた労働者達は、トンネル完成後の十勝沖地震発生により、人骨が発見されるまで、供養どころか、存在する知られていませんでした。生前も含め、死後も蔑ろにされた彼らの無念は、労働者達の霊となって様々な心霊現象が現れました。

常紋トンネルでは完成当時から怪奇現象が多く起こっている

1914年のトンネル開通直後から、付近では度々様々な怪奇現象が発生していました。トンネルを列車で通過しようとすると、線路上に血塗れの男性が立っており、慌てて止めて確認するも誰もいない事や、トンネル付近にいると苦しげな呻き声が聞こえてくる等の怪奇現象が数多く寄せられました。

トンネル内に限らず、付近の駅に勤務した駅員がノイローゼなどの精神障害を起こし、中には発狂する者現れることもあり、また近隣住民の若い女性が、突然走行中の列車の前に飛び込み、自殺したなどの話もありました。

常紋トンネルでは現在も怪奇現象が起こっている

人骨が発見されたことを契機に本格的に調べてみた結果、1980年には金華駅にある高台に無惨な死を遂げた労働者達を弔う為の慰霊碑が建てられました。しかし、今現在でも使用されているこのトンネルでは今もなお血塗れの男をみた、呻き声が聞こえる等の怪奇現象や、霊の目撃証言が後を絶ちません。

常紋トンネルでは列車の急停車事故も多発している

常紋トンネルでは、トンネル内の線路上に血塗れの人が立っている、倒れている等の人物の目撃証言が非常に多く、実際列車を運転している際に霊を目撃した運転手による急停車事故も頻発しています。

運転手の話によると、トンネル内を列車が通過している最中にふと見ると血塗れの男性が線路に立っており、慌てて停車し、おりて確認すると誰もおらず、また列車を発進させると線路上に血塗れの男性が再び立っていたという気味の悪い話もあります。

常紋トンネルと同じく有名な心霊スポット杉沢村

他にも多くの人が亡くなり有名心霊スポットと化した場所があります。たった一人で多くの村人を惨殺し、心霊スポットとなった、杉沢村という場所です。日本の犯罪史上において最も多くの人々をたった一人で惨殺した脅威の事件と言われています。この杉沢村の話については下記の記事にて詳しく解説しています。是非こちらもご一読下さい。

常紋トンネルに関する怖い話を紹介

無惨な死を遂げた労働者達の無念と憎悪によって、常紋トンネルは現在でも語り継がれる心霊スポットになっています。頻繁に耳にする噂の中でも特に有名な常紋トンネルの怖い話をいくつかご紹介していきます。

常紋トンネルでの怪奇体験談①血塗れの男

夜中に列車を走らせていた、ある運転手の話です。列車が常紋トンネルへと差し掛かり、トンネル内部を列車の灯りが照らしながら走っていると、線路上に何か人影が見えました。列車のライトに照らされたのは、血塗れで列車を凝視する青白く、痩せこけた男でした。

運転手は慌てて列車を止め、確認のため線路に降りると、そこには誰も居ませんでした。再び列車を動かそうとし、ふと前を見ると、線路の上には先程の男が立っており、血塗れの形相で運転手をじっと見つめていました。運転手は、男の恨めしげに睨むような顔が、今でも脳裏に焼きついているそうです。

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