タマンの投げ釣りは波止からはもちろんですが、ビーチやサンゴやゴロタ石の散らばるリーフからも狙うことが出来ます。仕掛けは天秤仕掛けというシンプルでベーシックな仕掛けを使います。天秤にコマセを詰めたカゴをセットして集魚効果を狙うこともあります。
天秤って何?
天秤とはオモリを仕掛けの中にセットするためのアイテムです。直接道糸にオモリを付けることも可能ですが、ラインが絡まったり、オモリでラインを痛めることもあります。それを防ぐために金属製の天秤を仕掛けにいれそこにオモリを付けます。
ハリは一本で狙う
タマンを狙う針は1本ハリが基本です。ハリの種類はタマン針と言われるハリがあるのでそれを使います。号数は狙うサイズに合わせて16号~24号程度を使います。ハリスはフロロカーボンの12号前後を使います。ハリスの長さは1.5m~3mと長めに設定するのが肝になります。
タマンの仕掛け②ルアー釣り
タマンを狙うルアーはミノーやシンキングペンシルの10㎝程度のタイプを使います。リーフの間を回遊するタマンに弱った小魚を演出してアピールします。魚は逃げ足の速い元気な小魚は追いかけません。食べやすそうな弱った魚から食べていきます。タマンも一緒です。ルアーの演出は弱ったベイトがふらふらしている様に見せてやります。
誘い方はダダ巻き&ストップ&ゴー
タマンを誘う演出はジギングの基本アクションです。基本はダダ巻きで一定スピードで巻き続ける方法。ダダ巻きの最中に竿先を上下に揺らすとトウィッチングになります。その他にはストップ&ゴー。巻き始める時に竿先を大きく煽ると予想外で不規則な動きを与えるジャーキングというアクションになります。
沖縄では打ち込みと呼ばれる
沖縄ではタマンの餌釣りのことを「打ち込み釣り」と呼んでいます。この打ち込みとは生きたエサをポイントに投げ込む釣りで泳がせ釣りの一種です。打ち込み釣りではタマンだけではなくロウニンアジなどのモンスタークラスの魚がヒットすることもあります。