謎に包まれたサンジェルマン伯爵とは?不老不死の男?時空の旅人?

「サンジェルマン伯爵は決して死ぬことのない男」と言ったドイツのフリードリヒ2世の元へは、1760年にスパイ嫌疑をかけられ、フランス王宮を追われた為、フランスの宿敵であるドイツへ行き、1766年にプロイセンの王であるフリードリヒ2世の庇護を受けることになりますが、翌年辞去し、ヘッセンに身を寄せました。また、フリードリヒ2世のスパイとしてフランス宮廷に入り込み、政治工作をしていたという説もあります。

ジョルジ伯爵夫人

1度目はジャン・フィリップ・ラモーと同じ年の1710年にベネツィアで会っています。約40年あとの1750年に今度はポンパドゥール夫人のパーティーに現れた姿を見た夫人は、40年前と同じ変わらない姿に大変おどろいたと言います。この時、40年くらい前にあなたと同じ年齢くらいの男性とお会いして、その時の男性とそっくりなのだけど人違いだろうかと言ったところ、それはは私なのですよ。変わらないように見えても、非常に年を取っているのです。と答えたそうです。

また、彼女はポンパドゥール夫人に、以前「生命の水」をもらって化粧水として使用してたが、化粧水を使用してる間はずっと25歳の美しさでいられたと語っていたそうです。

ヴォルテール

フランスの哲学者で文学者、歴史家であるヴォルテールは1758年4月15日に彼に会ったのちにプロイセン王国のフリードリヒ2世に宛てた手紙の中で「不老不死でこの世のすべてを知っている人物である」とに書いています。

二コラシャンホール

1760年頃、コラシャンホールは伯爵の召使に、あなたの主人は本当に2000歳なのかと質問をしてみると、自分はまだ300年お仕えしただけなのでお答えできません。といった返事が返ってきたとか。

フランス革命が起こるのを知ってたのか?

ルイ15世の信頼を得て、政治や経済のことまで王に相談されるようになると、他の重臣は面白く思わず、妬みの対象となり、こうした人達の陰謀によってフランスを追われたが、その数年後、再びフランスを訪れて新国王と王妃に謁見しています。王はこの時、恐ろしい未来の忠告を聞くのでした。

マリー・アントワネットの後悔

ルイ16世とマリー・アントワネットが1774年に即位するとフランスに戻り、政治のカジ取りには注意してください。さもないと恐ろしい破局が訪れるでしょうと進言をしたのですが、国王は従うことをしませんでした。一度は諦めてフランスを後にしますが、フランス革命の少し前、王妃は伯爵からの手紙を受け取ります。そこには最後の警告が書かれていたのですが、嫌がらせと思い再度これを無視しました。

警告を受け入れず無視し続けた結果、断頭台での処刑を受けることになったのです。処刑直前の日記の中で忠告に従わなかったこと後悔する言葉が綴られていたといいます。

死んだはずの人間が現れる

1789年、マリー・アントワネットの侍女のアデマール夫人の元にサンジェルマンからの手紙が届きます。使いの者と名乗る男に案内されて、郊外の古い教会であうことになります。とても驚いているアデマール夫人に自分は不死身で永遠に時間の中を彷徨っていると言ったのでした。日記作者である彼女は、伯爵に5回会っているがいつも言葉では語れない驚きがあったと言っていたそうです。

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