いとこ同士は結婚できる?いとこ婚の子供への影響や良し悪しを検証!

結婚をすると結納や結婚式費用、子供のお祝いそしてお祝い返しなど、お金が絡む事で気を遣うシーンが多く見られます。他人同士だと、どちらの家がどの程度お金を出すかでもめる事も少なくありません。その点パートナーがいとこであれば、親同士が兄弟なのですからスッキリと折半で清算出来ます。

結婚するデメリット

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いとこ同士の結婚にはメリットもありますが、やはりデメリットもあります。血縁が近いというのはそれだけで気持ち的には安心感がありますが、それ故の不安も生まれます。具体的にどういったデメリットがあるのかご紹介します。

子供に障害が残る可能性が高まる

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血が濃ゆくなるという事は、同一の劣性遺伝子が子供に伝わる可能性があります。劣性遺伝子が発現すると、生まれつき病気があったり、障害を持った子が生まれる事もあるのです。それによって短命になってしまうリスクなどもあるので、血縁者同士で子供を持つことは好まれないのです。

子供が精神疾患を患う可能性がある

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近親婚で生まれた子供が、成人した後に精神疾患を患いやすいという説もあります。イギリス(北アイルランド)の研究により発表されており、その確率は他人同士から生まれた子供の2〜3倍に登るというデータも公表されています。

周囲の目線が気になる

日本では法律で認められていますが、海外では禁止しているところもあります。また、近親相姦のようで見ていて気持ちが良くないと思う方もいるようです。少なからず否定的な目で見られる事が、いとこ同士のカップルを傷つけている要因のようです。

いとことの離婚は不可能

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二人の愛が続かなくなった時、他人同士であれば周りからとやかく言われる事はそこまでないと思いますが、親族同士だとそうは行きません。ちょっとした喧嘩をしても間に入ってこられたり、離婚をしようと思っていてもお互いの両親や兄弟が入ってくると、そう簡単には別れる事が出来ない場合もあります。

親戚関係がこじれるケースがある

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もし上手く離婚が成立したとしても、元々親族同士て集まっていた行事などは続いてゆきます。離婚後は場の空気が悪くなったり、参加しづらくなってしまったりという事が考えられますね。お互いの親族同士の喧嘩に発展してしまう場合もあるので、そうなると暖かな親族関係も崩れてしまう恐れもあるのです。

いとこ同士の子供は障害児になりやすいのか?

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近親者同士で子供を作った場合、障害児が生まれる確率が上がると言われています。日本ではいとこ同士の結婚は認められているものの、やはり子供の事を考えると血縁関係のない者同士の結婚が良しと考える方も多いようですね。

障害が残る確率は通常に比べて上がる

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イギリスに住むパキスタン人は、いとこ同士のカップルが約半数いるという説があることはお話しましたね。実はこのカップルから生まれた子供に、障害児が生まれる確率が一般の13倍もあると一部報道では知らされています。イギリスの障害児の1/3が、イギリス在住のパキスタン人の子供だというのです。

いとこと共通の劣性遺伝子が原因!?

なぜ近親者で子供を作ると、障害児が生まれる確率が上がるのでしょうか。それは私たちが持つ遺伝子によります。私たちは誰しも劣勢遺伝子を持っています。他人同士であればお互いの劣性遺伝子を打ち消し合う事が出来ますが、近親者だと同じ劣性遺伝子を持っている場合があるので、子供に発現する確率が高くなるのです。

隔世遺伝も懸念される

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障害を持った方とそのいとこが結婚して子供を授かった場合、子供は問題がなくても、孫の代に隔世遺伝して障害を持った子供が生まれる場合もあります。自分の孫にまで影響があるかも知れないと考えると、少し不安になりますね。

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