サワガニを飼育しよう!上手に飼育するコツや注意点をご紹介

この蟹はきれいな水でしか生活できません。水が汚いと元気がなくなり、最悪の場合死んでしまいます。長生きさせるためには、こまめに新しい水に替えてあげることが不可欠です。少なくとも3日に1回、汚くなったとおもったらすぐに替えることが重要です。

水替えはだれでも簡単にできる

水槽の水の量は少なくてよいので、1度に全部入れ替えることができ水替えは比較的簡単です。バケツなどに避難させておき水を替えましょう。砂利は水を浄化させる作用があるので頻繁に替えることはせず、1か月ごとに入れ替えてください。

サワガニを飼育しよう!エサ編

生き物を飼うならエサやりは欠かすことができません。サワガニがエサを食べているところを野生で見ることはなかなかできないので何を食べているかわからない人も多いですが、エサやりについてはあまり心配しなくても大丈夫です。

サワガニはなんでも食べる

どんなものでも食べることができる、雑食性の生き物です。野生のときは珪藻やラン藻などの藻類、昆虫やミミズなどを食べますが、人間が食べるようなものも食べます。たくさんの種類を食べるほうがよく生きます。

サワガニのエサの注意点

エサによっては水質が悪くなることも

なんでも食べるのは事実ですが、水に溶けだすものや細かく散ってしまうものを与えると、それによって水が濁ってしまうことがあります。そのままにしておくと悪影響を及ぼしてしまうため、与えるエサには注意しましょう。水質に影響の少ない、固形のものがおすすめです。ザリガニ用でも問題なく食べることができます。

エサのあげすぎに注意!

サワガニはとても小食です。何日も食べなくても平気な個体も多くいます。エサをたくさんあげても、いらないと思えば見向きもしません。残ってしまうと水質汚染の原因になるので、くれぐれもやりすぎには気を付けてください。水を入れ替える前か、入れ替えた後に与えるとちょうどいいでしょう。

サワガニを飼育しよう!冬眠編

冬の寒い時期になると、冬眠をする動物はたくさんいます。サワガニもその仲間で、あまり知られてはいないのですが、土の中に潜り込んで寒い冬を乗り切ります。飼育していても冬眠させてあげたほうがいいのですが、そのやり方についてご紹介します。

サワガニは冬眠する

冬になり水温が低下すると、水から出て土の中で冬眠します。水温が低いと凍えて死んでしまうので、生きるために必要なことなのです。人間が飼う場合でもそれは同じで、できる限り眠らせてあげるのが良いでしょう。

サワガニを冬眠させる方法

サワガニは水温が低くないと冬眠しない

水温が快適だと、冬眠する必要を感じないので普段通りに生活します。室内飼いの場合暖房器具のオンオフにより寒暖差が激しくなるので、眠るべきかどうか迷ってしまいます。冬の間だけ室外で飼うようにするとよいでしょう。

サワガニは土の中で冬眠する

サワガニは土に潜って冬眠します。水の中は死の危険で満ちているので、安全な土の中に入るわけです。自然に似た環境を用意するため、水槽の中に土の部分をつくってください。また日陰のじめじめした土を好む習性があるので、土が水に触れるようにして石で影を作ってあげるととてもよい場所になるでしょう。

サワガニを飼育しよう!飼育の注意点編

ここまで飼い方について見てきて大分知識が身についた人は多いと思いますが、まだ完ぺきとは言えません。今までの説明はある程度多くの生物に当てはまることでしたが、ここからは特有の注意点について紹介します。

サワガニはたくさんいると共食いするので注意

この生物は雑食なので、仲間を食べてしまうことも当然あります。しかし頻繁に起きることではなく、お腹が空いているときや縄張り争いの喧嘩といった特別な事情があったときだけです。5匹以上を1つの小さい水槽で飼うことなどをしなければ、共食いは起きないでしょう。

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