ダンロップのテントってメジャー?
今では他のブランドからも多く出ている軽量テントですが、一時期はダンロップテントは山岳テントの代名詞でした。1970年代から1990年代にかけて隆盛を極めた、ヒマラヤ遠征登山隊にも多く使用されています。
ダンロップのテントの歴史
世界初の吊り下げ式テントは、ダンロップが1971年に発売したカラコルムテントです。翌年ダンロップテントと改称しDT-7202を発売、大ヒットとなりダンロップのテントの歴史がはじまります。シンプルな構造なので設営がしやすいと、多くの愛好家に支持されています。
ダンロップのテントは3つのシリーズがある
VLシリーズ
最大のコンセプトとは強度を保持しながら軽量化していくというものになっています。四季を通して使用可能なオールシーズン仕様の中で、この相反する命題に向かって日々改良が続けられています。発売は1988年ですので現在は7代目のテントですが、VLシリーズ6代目より約100gの軽量化に成功しています。
Vシリーズ
厳冬期の登山も頭に置いた本格的なグループ仕様のオールシーズンタイプのテントになります。他のシリーズとの最大の違いは耐風性となっています。天井部を低く抑えて強風対策に万全を期していますが、居住空間は快適なものとなっています。
VSシリーズ
冬山登山でのVシリーズの少人数版のニーズに応えて企画されたテントです。耐久性はVLシリーズ以上で、軽量コンパクトさはVシリーズを超えています。シンプルな外観ながら、最新の技術を取り込んだオールシーズン仕様のテントです。
ダンロップテントの特徴
現在では技術革新も進み色々なブランドが覇を競っていますが、元々のダンロップテントの特徴を見ていきましょう。最初は風に強いということです。次に雨に強いということになり、最後が国内生産で品質が安心になります。詳しく解説します。
ダンロップのテントは風に強い
スリーブ式テントと比較すると吊り下げ式テントは強風に弱いという評価です。フックで本体を支えるので、フック部にストレスが掛るのが理由です。ダンロップでは吊り橋状のメッシュパネルでフックとフックの間を繋いでいます。こうすることで風に強い設計となっています。
ダンロップのテントは雨に強い
吊り下げ式テントのメリットは、本体とフライシートの隙間が広くなっていることです。本体とフライシートが接触することで起こる呼び水効果が軽減されます。さらにポリエステルを使用することで、ナイロンと比較して水分吸水率を低くしています。だからダンロップのテントは雨に強いのです。
ダンロップのテントは国内生産で安心の品質
日本産の生地を日本国内の工場で生産しているのも特徴となっています。長年に渡り携わっている熟練の職人が、一貫して生産から検品までをしています。この為アフターケアもしやすく、ダンロップのテントは国内生産で安心の品質です。
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ダンロップテントVシリーズ2選!
多い人数で使用するVシリーズですが、ここでは2点ピックアップして紹介します。そのスペック詳細とともに、どこがおすすめポイントなのかも簡単に説明しています。これからVシリーズを考える際の参考にしてください。
①ダンロップ V6 タフコンディション・アルパインテント
スペック詳細
- 人数:6人用
- サイズ:間口210×奥行250×高さ105cm
- 重 量:約4.4kg
- 収 納:本体43×30×14cm、ポール/51×o8cm