ヒラメの基本情報
ヒラメは小魚を食べるフィッシュイーターです。それこそが、今人気のサーフでのルアーフィッシングでもっともアングラーに注目されるターゲットとされている理由です。まずはヒラメの行動特性を知ることで、ビッグな1枚に近づくことにしましょう。
ヒラメの生息場所
太平洋の西側から南シナ海、つまり日本全国に広く生息しています。一般的には3月から7月に産卵期を迎えて岸に寄り、冬場は深場に、とされています。しかし、各地の釣果を見るにサーフでも十分に寒ビラメが上がっています。
ヒラメの釣れる時期
ほぼ年間を通じてサーフに寄っていると思ったほうがよいでしょう。実際にヒラメが良く上がっているサーフ近くの釣具屋さんの店先には、年間を通じて釣果報告の写真や魚拓が並びます。つまり、チャンスさえ到来すれば、いつだってゲットできる身近で高級な大物でもあります。
座布団ヒラメは何cmからか
ヒラメは、30cm未満を小ソゲ、~40cm未満をソゲと呼び、ここまではリリースしましょう。40cm ~50cmがもっとも釣れるレギュラーサイズ、60cm~69cmを小座布団、70cm~89cmを座布団、90cm以上を大座布団サイズと呼ぶことが多いようです。
ヒラメの習性
ヒラメは結構獰猛なフィッシュイーターです。サーフではよくルアーよりも小さいサイズの稚魚が食いついてきます。(必ずリリースしましょう)1年で30cm~40cmにまで成長するので、元来食いしん坊です。しかも、産卵時期が長いことからも推察されますが、産卵前後のバカ食いの時期も長いと思われるのです。。
ヒラメをサーフで釣る準備
タックルのすべてがハイクラスのものであるほうが良いにきまっています。しかし、一度に全部というのは、なかなか難しいかもしれません。そんなときは最初にロッドにお金をかけると良いでしょう。飛距離、ティップアクション、あたりの伝わり、ねばりまで、釣りが全然違って感じられるでしょう。
ロッド
サーフでヒラメを狙う場合、飛距離とパワー、そしてロッドティップの操作のしやすさは必須です。サーフでは座布団サイズやマゴチ、シーバス、ときには思わぬ青物も食ってくるときがあります。もちろんバラすわけには行きません。十分に対応できるものを選びたいものです。
ダイワ・シーバスロッド スピニングレイジー96ML
飾りを徹底的に排除した軽量モデル。バットがしっかりしていて、ロッドのねじれも低減しています。ライントラブルも減らす設計。ウエーディングにも最適な1本です。もちろん少々の大物が来ても十分に威力を発揮します。
ラテオ FJ 1010ML/M
軽くてロッド・ティップの操作性にすぐれたラテオシリーズ。なかでもヒラメ・マゴチ用により力強く特化されたモデル。ルアー重量が7-40(g)と、軽めのサーフジギングにも対応しているのが嬉しいです。
リール
ルアー・フィッシングでは絶えずリールを回し続けます。耐久性が必要です。しかもいざ大物がかかったときに、ある程度パワーがないと頼りないです。サーフでは青物など思わぬ大物も食ってきますからラインとあなたの釣り方に合わせてドラグを調整しておくことも重要です。
シマノ・ステラ4000XG
このクラスの釣りでは、やはりシマノ・ステラ4000XGが最高でしょう。トルク、ギア比、ドラグ性能 耐久性、軽さ、もちろんデザインも極上の逸品だといえるでしょう。ちょっと予算が、という人にはシマノ16ヴァンキッシュ4000XGあたりもおすすめです。
高級機種が廉価版か
もちろん最高機種は良いです。かといって、定期的なメンテが必要です。それなりにお金がかかります。ならばリーズナブルなリールを短期間で変えていくという考え方もあります。ただし、使ってみて違和感を感じたらすぐ交換するほうがよいでしょう。
ライン
ラインはPEを使うのがルアー釣りの定番です。細くて丈夫、ナイロンのように伸びないので波や風があってもさお先のアクションを他のラインに比べて正確に伝えます。ただ短所もあります。こすれに弱いのです。ですからショックリーダーとしてフロロカーボン製のラインを使うほうが良いようです。