ハリスツイードとは
“Harris Tweed” とは、ハリスツイード協会所有のブランドです。『生地』の有名な高級ブランドで、産地が定められている世界唯一の生地なんです。協会によってブランド管理が行われており、ピュアヴァージンウール 100%の生地は全て、スコットランドのアウターヘブリディーズ諸島の島民である職人の手織りの最高品です。
スコットランド・ハリス島発祥の生地の名前
1846年レディ・ダンモアがハリス島の職人にマレイ・タータンをツイードで織らせたことが始まりです。模造品から保護するために1905年に制定された登録商標法に基づきハリスツイードの登録をし、ハリスツイード協会によって認められたものにのみ“Harris Tweed”の名とオーブ商標が与えられます。
ハリスツイード協会に認められらものが名乗れる
染色・紡績・加工・仕上をアウターヘブリディーズ諸島の職人が手掛けている事、ピュア ヴァージン ウール100%から作られているものである事、さらに議会制定法が定める要件を満たし、ハリスツイード協会によりオーブ マークが押されているもののみが、“Harris Tweed”と名乗ることができます。
50%ルールについて知っておこう
ハリスツイードの50%ルールとは、ボタン・ふち・飾り・裏地を除く外側表面に本物の “Harris Tweed” 生地を50% 以上使っている製品が、“Harris Tweed” を名乗ることがきます。また、タグの使用方法にも制限があり、ロゴの変更や他企業名と組み合わせることも禁止されています。
ハリスツイードの生地と模様
100年以上変わらないそのクラシックで気品のあるデザインとナチュラルな生地は多くの人たちとデザイナーに愛されてきた高級ブランドです。現在では小物アイテムであれば手軽に手に取れるようになってきています。その耐久性と使い勝手の良さは世代・男女問わずユーザーが居る程です。
羊毛のツイード生地
ツイードとは、太く短い羊の毛の紡毛糸を使って織られており、表面が粗っぽい毛織物のこと。紡毛糸とは、中に空気がたくさん入り軽くて暖かい糸です。ツイードは暖かく防寒性に優れており、秋冬の素材として代表的な存在です。ハリスツイードの生地は手触りが良いのも特徴です。
ヘンリボーン
ヘリンボーンとは、開きにした魚の骨に似ている形状からそう呼ばれています。ニシンの骨という意味を持ち、gを黙字にせずヘリングボーンということもあります。 形状は、画像のようにV字形や長方形を縦横に連続して組合せられている柄の事を言います。
チェック柄
長方形や正方形で構成された模様の事を言います。ギンガム・タータン・千鳥格子・グレンなどの種類があり、長年愛され続けている柄です。ハリスツイードでもこの柄は多く、温かみのある色と柄が多くあります。
格子柄
格子柄もチェックの一つです。縦縞と横縞を組合わせで作られている柄で、大人っぽく気品のある柄です。この柄で作られたハリスツイードのジャケットやコートはフォーマルにもカジュアルにも使える便利なアイテムです。日本でも千鳥格子が有名です。
ハリスツイードの特徴
ハリスツイードの特徴と言えば『素材の質』『適応性』『優美さ』『品質保証』『産地保証』『複雑性』『耐久性』『高級感』『パターン』『 やわらかさ』『手触り』『ウール』『使い勝手の良さ』にあります。一つ一つが手作りであるため、世界に1つしかないものになっています。
保温性、防寒性に優れている
ハリスツイードの生地はこだわりのピュア ヴァージン ウール100%であるため、防寒性に優れています。軽いのに暖かく、保温性にも優れているため秋冬のシーズンを過ごすにはピッタリな生地です。
手触りは固め
手触りは少し硬めですが、気持ちの良い触り心地です。しっかりとした生地であるためインテリアとしても使われており、その耐久性は他とは比べ物にならないくらい良く、永く使うことが出来ることも特徴です。
豊富な色合い
やわらかい印象の色合いが多く、見た目にも楽しく秋冬アイテムにはピッタリな生地です。落ち着いた色から明るい色まで幅広く、自分に合った色を選べることも年齢を問わず愛される理由の一つです。
温かみのある模様
暖かく落ち着いた模様が多いことも長く愛されている理由の一つです。どんなコーディネートにも合うハリスツイードの生地は、ワンポイントとしてもメインとしても活躍する事間違いないアイテムです。