タチヨタカは日本の動物園で見れる?変顔の画像や鳴き声の動画も!

オオタチヨタカは体調60㎝もあるにもかかわらず体重はわずか650gしかありません。人間と比較してみると、生まれたばかりの赤ちゃんの身長は約50㎝ほどで体重はすでに3キロほどあります。なぜこんなにも鳥は軽いのでしょう?その秘密は骨にあるのです。

軽量化されたしなやかな骨

この鳥の軽さの秘密は骨の構造にあります。鳥類の骨の壁は薄く、中は網目状の空洞になっていてこのおかげで体が軽量化され、空を自由に飛び回ることができるのです。空洞で軽量化されている上に、しなやかな繊維質も備わっているのであのような大きな羽ばたきの負荷にも耐えうるのです。

空洞を利用した羽のペン

よく映画などでみかける鳥の羽のペンはこの空洞構造を利用しているんです。インクを羽の先に浸すことで毛細管現象でインクが吸い上げられ、その骨の中にある空洞にインクが貯まるので一定の時間ペンとして書くことができるのです。

タチヨタカはどこに住んでる?

複雑な羽の色で木の色そっくりに擬態し、じっと動かない作戦をとって森の木に潜んで敵の目をやり過ごしている彼らは地球のどこに暮らしているのでしょう?彼らが暮らしている生息地を改めてご紹介します。

南米の森林に生息

主な生息地はメキシコ南部アマゾンからパラグアイにかけての中南米(西インド諸島を含む)とされています。一般に熱帯地域と呼ばれる高温多湿の森林に生息しています。フランス・ドイツでタチヨタカの化石が見つかったこともあり大昔はもっと広い範囲に暮らしていたと考えられています。

タチヨタカの鳴き声は?

何とも言えない不思議な見た目をしているタチヨタカ。一体どんな声で鳴くのでしょうか?フクロウみたいにホーホーと鳴く?それとも鶯のような美しい声で?気になる方に動画やその鳴き声にまつわる逸話などをご紹介します。

実際の鳴き声はこれ!

開始40秒から50秒当たりに鳴き声が収められています。どうですか?想像通りの鳴き声だったでしょうか?夜中に怖く哀しそうなこんな鳴き声が森に響き渡るとせつない気持ちになりそうですね。他にも威嚇の様子や抱卵の様子も収められています。ぜひご覧ください。

タチヨタカの悲しい逸話

エクアドルに残る逸話としてこんなものがあります。「神の男が妻に激怒し、空へ帰ろうとした。夫を追おうとした妻は落下してしまい、鳥となり、夫は月となった。二度と夫に会えない鳥となった妻は泣き続ける。」といったものです。確かにそんな後悔の気持ちを想像してもおかしくないような鳴き声です。

タチヨタカの餌は何?

そんなタチヨタカのせつない鳴き声に伴う哀しい逸話は人間が勝手に想像しただけでしょう。当の彼らは鳴き声を森の中に響かせながら大自然の中でたくましく生存競争を戦い抜いています。彼らは何を食べて暮らしているのでしょう?

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