サイズはきつすぎず、ゆるすぎないぴったりサイズを選ぶようにしましょう。ヒートテックの機能によって暖められた空気が極細繊維の中にとどまることでより暖かさが持続するからです。緩すぎれば空気は逃げて行ってしまいますしきつすぎれば空気を抱えることができません。適切なサイズを選びましょう。
ヒートテックの重ね着は効果なし
ヒートテックは肌に触れて吸湿することで発熱する繊維を使用しているので暖かくしたいからといってヒートテックを重ね着してもその効果が倍増することはありません。もっと暖かくしたいのであれば極暖や超極暖といったより暖かい機能が付与されたヒートテックを選ぶようにしましょう。
ヒートテックで起きる悩みごと①かゆみ
ここまではヒートテックのメリットを中心にお話してきましたが、ヒートテックには改善点があるのも事実です。これからのさらなる進化に期待しながら、今のヒートテックで起こる悩み事についてお伝えしてきます。
乾燥肌の人はちょっと注意
皮膚からの水分を吸湿して発熱する仕組みのヒートテックですから、肌が弱く乾燥気味の人は水分を吸湿されすぎて肌が乾燥してしまうというケースが起こりえます。肌の弱い赤ちゃんや子供、乾燥肌の人は様子を見ながらの使用がいいでしょう。
ヒートテックで起きる悩みごと②静電気
ヒートテックで起こる悩み事で肌の乾燥に続いてあるのが静電気です。パチッと何気ない時に静電気が起きてしまうとびっくりしますし不快です。どうして静電気が起こりやすいのか、起こさないためにはどうすればいいのかお話しします。
ヒートテックとアウターの着あわせが原因
ヒートテックとその上に着る服の素材がウール(毛糸)やナイロンだと素材の組み合わせ上、静電気が起こりやすくなります。2つがこすれあうことで起きてしまうので、間に1枚綿素材のものを挟むなどすると軽減できます。他にも静電気防止用の手首に着けるブレスレットや防止スプレーなどの併用がおすすめです。
実はヒートテックに向かない場面!こんなシーンはNG
暖かくて薄くてストレッチ性も抜群のヒートテックですが、実は向かない使用シーンもあります。その高い機能性ゆえに、使用シーンによっては逆に快適性を落としてしまうこともあります。次世代ヒートテックの改善に期待しつつ、次のようなシーンでは使用を控えるようにしましょう。
スポーツ時のインナー
スポーツ時のユニフォームやジャージのインナーとしてヒートテックは最適化と思いきや、あまり向いていません。というのも吸湿し発熱する素材であるレーヨンの吸湿量の限界を超えてしまうと発熱は止まり、蒸れの原因となってしまいます。そうなると体を急激に冷やして今うのです。
登山用アンダーウェア
登山用アンダーウェアもスポーツ時のインナーと同様のことが言えます。さらに登山の場においては標高が高く、急激に冷えこむような環境において、ヒートテックによってさらに体を冷やすことになってしまうことを想定するととても危険です。登山用には用いないようにしましょう。
夏の暑い季節
夏の暑い時期に冷房などで冷え切ったオフィスなどに半袖のヒートテックはちょうどいいように思えますが、オフィスの外で熱い外気にさらされるとあっという間に汗をかいてしまいます。そうするとレーヨンは発熱しますので、夏の炎天下では熱中症の原因ともなりかねないのでやはりヒートテックは寒い冬が向いています。