防水バックパックはとても便利!
最近ではアウトドアだけでなく、ビジネスマンも数多く背負っているのを見かけるバックパック。そんなバックパックの中でも防水が施されているものは非常に役立つアイテムです。「防水機能なんて必要ないのでは」と思っている方でも、実は日常生活で役立つシーンも色々ありますので、以下を参考にしてみてください。
大事な荷物を「水」から守る
これは防水バッグとして当然のことですが、バッグの表面から水を侵入させず、大事な荷物をしっかり水から守ります。水というと雨を想像しがちですが、池や川などで釣りやボート遊び、海でマリンスポーツ、プールに持っていくなど、楽しいアクティビティの際の不幸な水濡れからも荷物を守ってくれます。
荷物の濡れ防止を任せて両手を使える
バックパックのいいところとして両手が使えることがありますが、防水でない場合には、例えば突然雨が降ってきた場合に、荷物の濡れを防ぐために傘をさしたり、カバーをかけたりと手間がかかります。防水の場合は突然の水濡れにも、荷物を気にする必要が無く両手を好きに使えます。
バイクや自転車でも愛用者が多い
バイクや自転車に乗る方にとっては、突然の雨が天敵です。気持ちよく走っていたのに急に雨が降ってきて、自分だけでなく荷物もビショビショでは気分が下がってしまいます。そのようなことがないように、バイクや自転車に乗る方で、防水バックパックを使用されているケースは多くなっています。
防水・撥水・耐水の違いと完全防水
防水バックパックについて調べようとすると、防水、撥水、耐水など似たような言葉が多く出てきて、さらに完全防水とまで言われると、何が一番いいのかわからなくなってしまいます。ここでは、そのように混同しやすいそれぞれの言葉の意味を解説します。
水を防ぐ機能の違い
防水、撥水、耐水と用語がありますが、それらは水を防ぐ機能の違いを表します。それでは、それぞれの機能がどのようになっているかを以下にてご紹介します。
防水
防水とはその漢字の通り、水を防ぐ機能です。曖昧な使われ方をする用語で、生地の隙間を無くして水を通さないようにした機能単体のことを指したり、ジッパーや縫い目に至るまで、その製品トータルとして水を防ぐ機能を持っている、ということを表現するために使われます。
撥水
撥水とは生地の表面で水を弾くことをいいます。撥水には生地の表面に撥水コーティングを施したものや、生地を構成する糸自体が撥水性を持っているものなどがあります。撥水加工の生地は防水加工の生地に比べて透湿性が良いため、コートなど、肌から出た水蒸気を通した方が良いものに使われていますが、残念ながら防水性は劣ってしまいます。
耐水
耐水とはその生地が水を通さない性質のことを言います。耐水の指標としては耐水圧などがあり、その生地に対してどの程度の水圧がかかるまで水を通さないか、ということを表す数値になっています。先に話した防水についてはトータルで水を防ぐということを意味することが多いので、こちらはそれよりも少し狭い意味となります。