釣り糸の結び方特集!それぞれの特徴と実際の結び方を用途別にご紹介!

外掛け結びの特徴は、結び方が簡単なことです。また、比較的太めのハリスに適した結接方法だといえます。短所は結び目を1点で支えるため、次にご紹介する内掛け結びと比較して緩みやすい結接方法となっています。

外掛け結びの実際の結び方は?

外掛け結びの実際の方法についてご紹介いたします。

  1. ハリスでつくった輪の中に釣り針の軸を挟みます。
  2. ハリスの先端部(短いほう)でもう一方のハリスと釣り針の軸を一緒に5~6回釣り針の耳の方向へ巻きつけます。
  3. 巻きつけたハリスの先端部を1.で作った輪の中にくぐらせます。
  4. 輪の中を通ったハリスの端を持ち、もう一方のハリスの端を引っ張り締めこんで完成です。このとき結び目をぬらして抵抗を減らすのがポイントです。

ハリと釣り糸との結び方② 内掛け結び

次にご紹介するのが内掛け結びです。内掛け結びも基本的な結び方ですが、外掛け結びと比較すると結び目全体で締めこむ形になります。その結果、結接強度に優れた結び方となっています。それでは内掛け結びについて特徴や実際の結び方をご紹介していきます。

内掛け結び特徴は?

内掛け結びの特徴は外掛け結びに比べて結び目を全体で支える構造になっているため、結接強度が強いことです。また、全体で支える構造のため比較的細いハリスにも対応できます。太いハリスの場合では大物を対象としたつりに対応できる結び方です。

内掛け結びの実際の結び方は?

内掛け結びの結び方はどのように行えばいいのか、実際にご紹介していきます。

  1. ハリスの端に大きめの輪を作ります。
  2. 1.で作った輪の内側に釣り針の軸を重ねて、耳のほうからハリスの端をハリスと針の軸を巻き込みながら5~6回巻きつけます。
  3. 巻いた箇所を指で軽く挟み、ハリスの長いほうをゆっくり引く。このとき結び目を濡らして摩擦を減らすことがポイントとなっています。
  4. ハリスの端と長いほうの両方を持って締めこみます。
  5. 釣り針の内側にハリスが向くようにして、余分な端を切れば完成です。

ハリと釣り糸との結び方③ 漁師結び

次に漁師結びをご紹介します。接続金具との接続法のところでも「漁師結び」をご紹介しましたが、釣り針に対しても漁師結びはあります。サルカン向けの「漁師結び」同様に簡単に短時間で結べ、強度もトップクラスと結び方となっています。漁師結びの特徴と実際の結び方をご紹介します。

漁師結び特徴は?

漁師結びの特徴は早く結べることです。さらに、結束強度も強くプロが好んで使う結接方法となっています。欠点は釣り針からハリスがまっすぐにならないことが挙げられます。ただ、これは釣果にまったく影響がないそうです。もし、万が一釣果に影響があるようなら、漁師さんは使いませんよね?

漁師結びの実際の結び方は?

実際の結び方をご紹介します。

  1. 釣り針のフトコロ周辺を左手で持ち、ハリスを軸に合わせます。
  2. 端側が手前になるようにハリスで輪を作ります。
  3. 2.の輪の中に釣り針の軸を通し、締めこみます。
  4. もう一度、端側が手前になるように輪を作ります。
  5. 4.の輪の中に軸を通して締めこみます。
  6. 仕掛け側につながるハリスで輪を作ります。このときも端側が手前です。
  7. 6.で作った輪と軸に締めこんだ結び目を右手で持ち、輪の中に釣り針を通します。
  8. 軸に併せていたハリスの端を輪の中に通して締めこみ、余分な端をカットして完成です。

自動ハリス結び機

ハピソン(Hapyson) 乾電池式 針結び器 細糸用 YH-713

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先ほど、ご紹介した釣り針とハリスの結接方法ですが、じつは自動ハリス結び機があります。機械で自動的に結べちゃうのです。それも2000円~3000円で各社から出ています。リンクを貼ってご紹介している機械は内掛け結びが自動で出来る電動タイプのものです。慣れないうちはこういったツールを活用するのもいいのではないのでしょうか?

接続金具を使用するか、異種のラインを直接結ぶか

仕掛けを作るとき、釣り糸をつなぐ際に、初心者の方はサルカンなどの結束金具を使用するか、直接釣り糸同士をつなぐか選択に迷うことがあると思います。どのようなことに注意すればよいのでしょうか?そんな時に判断基準は2つです。

1つ目は同じ種類の糸を結ぶなら結束金具は使用しないということが一般的です。このような場合、不本意にして釣り糸が切れてしまった場合が多いと思います。接続金具を使用する場合、金具先は最悪切れてもいいという構成にしますのでこの場合は適さないこととなります。

2つ目はリール竿のガイドに当たるかどうかです。ルアーフィッシングなどでリーダーを使用するときは直接ライン同士を結びます。長いリーダーを使うと、ガイドまで引き込むことになりますが、ガイドにスイベルなどの結接金具が当たってしまうと、竿が破損する原因となってしまいますので、金具は使用できません。

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