死んだはずの範子から招待されたパーティで、四人が見たものとは?
五年前に亡くなったはずの範子からパーティの招待状が届きストーリーが展開していく作品です。その範子は高校時代の友人達4人に殺されたはずでした。誰がその招待状を4人に出したのか?正義のウザさが実感できる内容です。ラストは予想以上にゾッとする展開です。そして逃げ場のない絶望感のようなものが感じられます。
- 出版社: 幻冬舎 (2016/11/10)
- 価格:1,512円
Contents
イヤミスおすすめ小説⑪『殺人鬼フジコの衝動』真梨幸子
最後の一行を読んだ時、切なくも驚くべき著者の仕掛けに驚愕必至
一家惨殺事件の生き残りの少女のその後の狂い始めた殺人鬼としての人生の作品です。伏線が至る所に張られ、ラストに綺麗に回収される様が見事です。あとがきを読んだときに著者が仕掛けたたくらみに戦慄すること間違いなしです。
- 出版社: 徳間書店 (2011/5/7)
- 価格:700円
イヤミスおすすめ小説⑫『蟻の棲み家』望月諒子
理不尽な「階級」から抜け出すため、必死に這い上がろうとする男は何を為したのか
二人の女性が中野区内の別々の場所で、銃で撃たれ死亡しているのが発見されます。二人とも身体を売り育児を放棄したシングルマザーでした。フリーの記者・木部美智子(主人公)が地道に事件を追い続けるお話です。内容はネグレイトで綺麗ごとばかりでは、誰も正義を語れない人間の業みたいなものを深く考えさせられます。
- 出版社: 新潮社 (2018/12/21)
- 価格:1,944円
イヤミスおすすめ小説⑬『5人のジュンコ』真梨幸子
同じ名前だったがゆえに次々と悪意の渦に巻き込まれていく衝撃の展開
バタフライエフェクトをテーマに5人も「ジュンコ」が出てきて彼女達の人生が崩壊します。誰が誰を殺したのか?と少し混乱しつつも楽しめます。女の醜さ、汚さ、気持ち悪さがしっかり描かれていて、不快にさせてくれます。どのジュンコにも、そしてどの登場人物にも共感できません。
- 出版社: 徳間書店 (2016/6/3)
- 価格:713円
イヤミスおすすめ小説⑭『その日、朱音は空を飛んだ』武田綾乃
彼女の自殺の原因はそもそも本当に自殺だったのか?
進学校に通う16歳の女子高生の飛び降り事件の裏側に潜む高校生らの恐ろしくて残酷な話です。各章のタイトルが終わりにきていて、章が切り替わるたびに鳥肌が止まりません。読後感は最高にモヤモヤでぞわぞわします。
- 出版社: 幻冬舎 (2018/11/22)
- 価格:1,620円
イヤミスおすすめ映画⑮Seven
世界的な大ヒット映画!
2人の刑事が追うのは、怜悧な頭脳を持つしたたかな連続殺人鬼「ジョン・ドウ」。犯行はキリスト教の七つの大罪になぞられて展開されます。最後に恐ろしい事実に気づいた時、ジョン・ドウの悪魔的策略に絶句してしまう驚愕のクライマックスが待っています。
- 販売元: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 価格:1,500円
イヤミスおすすめ映画⑯ゾディアック
実際に起きた未解決事件がもとになっている映画
“ゾディアック”と名乗る連続殺人犯と、その事件に挑む者たち。この映画は犯人の正体を暴くというよりも、ゾディアックに運命を変えられた人達のドラマに重点が置かれています。無差別な連続殺人や暗号の解読が面白いです。実際の事件と同じく映画内でも未解決なまま終わります。
- 販売元: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 価格:1,500円