信じてしまう人が多かった原因として、SNSといった身近なアイテムが使われていた事で、自分にも降りかかるかもしれないという恐怖から、闇雲に情報を検索し根拠のない事まで信じてしまう集団パニックをおこしたのです。
青い鯨の前例
青い鯨(ブルーホエール)は実在したゲームで、実際に130人もの被害が報告されています。ただ、この青い鯨が広まった背景には、自殺志願者を募るコミュニティ上に突如現れた為に被害が大きくなってしまったと言われています。MOMOチャレンジはこの青い鯨を模倣した実在しないゲームなのです。
親の過度な心配も原因
我が子を守る為に、親がしっかりと把握をしておかなければいけない状況ではありますが、心配しすぎるあまり情報に振り回されてしまう親が多かったのがフェイクニュースにも関わらずこんなに広まってしまった一つの原因でもあります。
MOMOチャレンジ同等のゲームも?
類似したゲームの代表的な物は青い鯨ですが、他に指令が届き自殺に追い込むといったゲームは確認されていません。ただ、インドのごく一部の地域では「PUBG」がMOMOチャレンジと同等とされ禁止されているのです。
PUBGとは?
そもそも、このPUBGとは多数のプレイヤーがゲーム内に落ちている武器やアイテムを手に入れながら最後の1チームになるまで他のチームを殺し合う過激なゲームなのです。その過激さがインドの一部地域ではMOMOチャレンジと同等とされ禁止されているのです。
PUBGをプレイし逮捕者まで
PUBGが禁止されている、インド西部のグジャラート州では実際にPUBGをプレイしたとし、16名の若者が逮捕されてしまったのです。禁止してからたったの2日間で逮捕者は10名に上り、その翌日6名が新たに逮捕されたのです。
PUBGは本当に危険なゲーム?
PUBGにはMOMOチャレンジのような指令を受け、自殺に追いやられるといった危険性は全くないです。しかし、実際にゲーム内でプレイヤー同士が殺し合いをしていくゲームになる為、過激な内容なのは間違いないです。とても中毒性がありますので、ゲームから抜け出せなくなってしまわないように注意が必要です。
MOMOチャレンジによる風評被害
MOMOを作り出した相蘇敬介氏の元に、”なぜMOMO自殺チャレンジなんて悲惨な事を行うんだ”などの全く身に覚えのない内容でメールが届き始め、その時初めて自身の作品である”姑獲鳥(うぶめ)”が自殺を促すキャラクターとして使用されていると知ったのです。