このモデルは回転性能と耐久性にとても優れていて、軽量でコンパクトなのが魅力です。アコウのようなロックフィッシュ釣りに向ており、ハンドルもスムーズに回転します。初めての方が使用するにもおすすめのモデルです。
アコウ釣りのライン
ここまで紹介してきたロッドやリールは他の釣り方法と比べ大きな変化はありませんが、ぶっこみ釣りでの大きな違いはラインです。ほかの釣りではPEラインもおすすめしてきましたが、これは岩場を狙うことの多いぶっこみ釣りでは根ズレや根がかりをおこし、切れてしまう可能性が高いため、ナイロンラインがおすすめです。
おすすめのライン①ライン 磯・波止スペシャル
このラインはスピニングリールで使用可能で、耐久性に優れています。岩場で擦れてしまったり、アコウの引きの力に耐えられないという心配が少なく釣りを楽しむことができます。ラインは4号~6号がよく使われが、藻が多かったり釣る場所の様子によって8号にするなど調整が必要です。
アコウ釣りの仕掛け
アコウのぶっこみ釣りでの仕掛けはシンプルで、基本的に必要なのはオモリ、クッションゴム、サルカン、ハリです。オモリなどは釣りたい場所の距離などでも変化が必要ですが、初心者の方にはぶっこみ釣り用仕掛けがセットになっているものも販売されています。
おすすめの仕掛け①2段ぶっこみ仕掛
このモデルはすでに仕掛け部分がセットになっているため、初心者におすすめです。また針の部分がダブルフックになっているので、食いついた獲物を逃がさないような工夫がされています。コストパフォーマンスも魅力です。
アコウのぶっこみ釣り:釣り方
ここまで紹介してきたようにぶっこみ釣りとは遠くへ投げる必要もなく、近場でじっくりと獲物が食いつくのが特徴ですが、ここではどのような場所がぶっこみ釣りに向いているのか、獲物が食いついた際にはどうすればよいのかを紹介してゆきます。
アコウのぶっこみ釣り①ポイントは防波堤
アコウは岩の間やテトラポットの隙間を好むため、防波堤からその隙間を狙うと釣り上げる可能性が高まります。また潮通しがよいことも大事で、ポイントを見極めたらそこに仕掛けを落とすか、軽く投げ手ひたすらアタリが来るのを待ちます。
アコウのぶっこみ釣り②アタリがあったら大胆に!
ぶっこみ釣りでは仕掛けをそのままにしておくため、竿掛けを使用する方も多いですが、アタリが来たら一気に引き上げます。軽いアタリがあってから一気に強い引きがくる場合が多いので、アタリを感じたら大胆に引き上げてゆくことが大事です。
アコウを新鮮においしく持ち帰る方法
アコウを釣り上げることができたら鮮度を保ち、おいしく持ち帰るにはいくつかの作業が必要です。なかなか慣れるまでは難しいかもしれませんが、コツをつかんで新鮮なまま持ち帰ることのできる方法をここでは紹介してゆきます。
劇的に味が変わる血抜きと神経締め
ここで大事な作業は生臭くならないようするための血抜きと魚が暴れて鮮度が奪われていくのを防ぐための神経締めです。初めての方はなかなかうまくできない場合が多いですが、何度も挑戦してコツを掴めば味の違いにも気づきます。
①頭を突いて脳死させる
アイスピックや鋭いナイフの先で、魚の眉間を狙い一突きします。この時に魚は暴れているので、一発でうまく刺さないと大きなストレスがかかってしまうため、眼をタオルなどで覆いかぶせてあげると少し動きが落ち着きます。口が空いたら脳死した合図ですので、ここから素早く次の作業に移ります。
②エラを切り血抜きをする
エラの付け部分には動脈があり、ここを狙いナイフを突き刺します。うまく切断できると血があふれ出て来るので、すぐに水につけ血を完全に抜きます。この作業がうまくできないと血生臭くなってしまいます。
③血抜きと同時に神経締め
神経締めは脳死させるために突き刺した穴から針金を通してゆく方法と、しっぽに切り込みを入れそこから頭の方に針金を通してゆく方法があります。神経は色が少し違いそこに針金を指すとバタバタと暴れますが、何度か差し入れを繰り返すと動きが止まるので、それが神経締めができたサインです。
詳しい捌き方はこちらをご覧ください
アコウを釣ってみよう!
ここまで紹介してきましたアコウはなかなか釣ることの難しい幻の魚と呼ばれています。市場にも回ることが少なく高級料亭へ出荷されてゆくアコウですが、コツさえつかめば釣ることが可能な魚です。皆さんもぜひアコウ釣りに挑戦し、新鮮でおいしいアコウを堪能してみましょう。
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