「週刊少年ジャンプ」に1993年から1999年まで連載された「地獄先生ぬ~べ~」にもムラサキカガミが登場しています。この漫画は、鬼の手を持つ先生、鵺野鳴介、通称「ぬ~べ~」が子供たちを悪霊や妖怪から守るために闘うという学園物です。
この作品の魅力
学園物としての、「友情」、「努力」、「勝利」という土台の上に、「ホラー」、「怪談」、「都市伝説」などの味付けにバリエーションの広がりがあり、老若男女問わず楽しめる作品になっています。特に単なる怪奇物に留まらないで、学園のみんなが力を合わせて危機に立ち向かう場面もあり、読後感に心温まるのがあります。
136話死を招く紫鏡の巻あらすじ
- 「週刊少年ジャンプ」1996年第28号に連載されました。
- いわゆる「トラウマ回」として、この号を読んだ読者たちは、その後トラウマに悩まされた人も多いです。
- 20歳まで「ムラサキカガミ」と言う言葉を覚えていると死ぬという話が展開されています。
ムラサキカガミ系都市伝説の考察
ムラサキカガミのように、子供たちを中心に恐怖を与える、「○○歳までに」死ぬとか、不幸になるという都市伝説はどうして生まれてくるのでしょうか。このような話は、好奇心からつい聞いてしまいますが、あとでトラウマになってしまう人も多いのです。
生きている人もいるから嘘?
何歳までに死ぬというエピソードは、知っている人が結構多いです。でも覚えていても20歳になっても、そしてそれを超してそれ以降も生きている人も多数います。そのため、この都市伝説は嘘であると割り切る人が大多数です。もとより、運悪く事故や病気で亡くなる人も一定数存在します。でも、これは呪文のせいではありません。自然現象です。
子供の想像力と恐怖心を利用した作り話か?
子供の頃に恐い話を聞かせられると、なかなか忘れられなかったり、自分が死ぬことを想像してしまい恐怖を覚えるので、怖がらせようと思って、からかうために作られた架空の話の可能性もあります。
いたずらでやってはいけない
実際に鏡に紫色を塗りつけるなどのいたずらをしては、もちろんいけません。たとえ何も起きないとしても、気にする人もいるでしょうし、もし万が一不幸な出来事が起きてしまった場合には、出来心にせよ、自分のせいだと自分を責めることにもなります。ですから、都市伝説や怪談の再現はむやみにしてはいけません。
科学的に見てみましょう
人間は、生きていれば必ず将来のある時点で死ぬ運命にあります。死因を科学的に分析した統計資料を、厚生労働省が出しています。これを見れば、「呪い」で死ぬというような荒唐無稽の考えは吹き飛ぶでしょう。
死因別死亡確率(主要死因)
- 平成22年の死因別死亡確率を見てみます。0歳時点の死亡確率は次のようになっています。
- 「悪性新生物」は男で29.66%、女で20.50%です。
- 「心疾患(高血圧性を除く)」は男で14.56%、女で18.91%です。
- 「脳血管疾患」は男で9.76%、女で11.47%です。
- 「肺炎」は男で12.15%、女で11.18%です。
- 上記以外の死因は、男で33.87%、女で37.94%です。
トラウマから逃れるには
精神的に悪循環に陥ると、体もだんだん弱まってきます。まさに「病は気から」と言われるゆえんです。では、このような思考回路を断ち切り、心身共に健康になるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
楽天的になりましょう
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- 楽天的になれば、心が軽くなります。へんなことに悩まされにくくなります。
- 先読みをしないようにします。一つ一つその都度解決していくようにします。
- 劣等感を意識し過ぎないようにします。誰しも弱みはあって当たり前です。
- 真剣になり過ぎないようにします。すべて完璧にはできません。本当に大切なことに力を集中させましょう。
- 自分でできる基準を決めておき、それ以上の無理をしないようにします。
- 人の意見は参考程度に聞くようにします。あくまで、自分で考えるようにします。足りないところの補足として人に聞きます。
- 傷つくことを受け入れるようにします。誰かに傷つけられるかも知れないと過度に怯えないようにしましょう。