七人ミサキとは?出会うと死ぬと言われる恐怖の存在を徹底解説

生前に強い恨みをもって死に幽霊となり、復習の為に生きている人間に危害を加えようとする霊です。怨霊は時間が経過すると恨みが薄れるという事はなく、時間が経つにつれて力を増していきます。怨霊に憑りつかれてしまった場合、よくないことが起こり負の感情が増すことで怨霊の力が増大するという悪循環に陥る事が多いです。

七人ミサキを連想させる事件もあった!

TeroVesalainen / Pixabay

本当に怖いのは幽霊より生きている人間とよくいわれますが、実際に七人ミサキを連想させるような事件が実際に起きたことがあります。またその事件は状況の特異性から今でも多くの謎を残している為、オカルトマニアの間でも有名な事件です。

八丈島火葬場七体人骨事件 

Alexas_Fotos / Pixabay

1994年の8月11日に八丈島八丈町の火葬場で起きた事件で、当日の仕事の為に炉を作業員が開けたところ炉内にびっしり詰まった7人の骨が発見されました。誰の骨なのかも特定することは出来ず焼かれた炉もしっかりと施錠されていて密室となり多くの謎が残っており、地元には「七人坊主」という七人ミサキによく似た伝承もあり祟りではないかと噂されています。

熊取町7人連続怪死事件

Free-Photos / Pixabay

熊取町で一人の死をはじめとして合計で7人もの人が不可解な死をとげた事件です。多少の例外はあいますが謎の死は一週間ごとに起きていて、すべての事件は事故死や自殺として処理されていますが不可解な点が多く残っている事件です。最初の被害者がシンナー中毒で池に落ちて死んだことから、七人ミサキになって身近な人を殺していったとも噂されています。

物語に登場する七人ミサキ

jarmoluk / Pixabay

七人ミサキは古い書物の伝承や地域の言い伝えだけでなく、現在は様々な書籍やゲームなどにも登場しています。しかし、時代の流れによって現在はその性質も様々に変化していて作品によって扱いも異なっています。

小説:「死神 或は七人みさき」

ThomasWolter / Pixabay

「死神 或は七人みさき」は角川書店から出版されている京極夏彦の妖怪時代小説集である「続巷説百物語」の中の短編小説の1つです。北林藩で起こる連続辻斬り事件で妻が犠牲になりその罪を着せられてしまった主人公が犯人をさがす話で、作中には七人ミサキを従える「みさき御前」なども登場しています。

漫画:「地獄先生ぬ~べ~」

StockSnap / Pixabay

作品内では罪人が強い怨念と共に死んだ7人組の妖怪で、自分が犯した罪と同じことをされると成仏できるという設定になっています。主人公が除霊できずにやられてしまうなど作品中でも屈指の強さの妖怪として有名な回となっています。

ゲーム:「妖怪ウォッチ」

vinsky2002 / Pixabay

ゲーム版妖怪ウォッチ2と3に登場しています。出現条件が限定的な妖怪で遭遇するとリズムゲームをプレイすることができる妖怪です。その正体は怨霊の類ではなく、自分にそっくりな6体のマネキンです。遭遇すると自分が7人目になってゲームに参加できる設定になっています。

NEXT 水辺にまつわる怪談