レインウェアおすすめ20選|タイプ別に一押しのレインウェアを厳選!

雨の日に快適に釣りを楽しむうえで不可欠なのがレインウェアです。防水透湿性と遮風性に優れたレインウェアは、雨の日の釣りでの使用はもとより、防寒目的でも大いに活躍してくれます。この記事では、レインウェアおすすめ20選をタイプ別に分けてご紹介していきます。

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キャンプ・山登りなどアウトドアが大好きです。天気が良い日は必ず自然豊かな場所へ出かけ、時間が無いときでも自宅の庭で簡易バーベキューなどをします。料理とお酒も大好きです。

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レインウェアの活躍の場は広い

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いまどきのレインウェアは他のウェア類に比べ、単に雨風から身を守るだけではなく使用する様々なシーンに合わせた加工などの様々な観点における工夫がなされていることをご存知でしょうか。そして防水性をさらに向上させ、またさらに快適な着心地を実現させたのが今回ご紹介するレインウェアたちです。

知っておくべき5つの性質

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では具体的に、レインウェアの機能とは一体どれくらい進歩しているのでしょうか。おすすめアイテムをご紹介する前に、まずはレインウェアを選ぶ上で重要な構成している素材の知っておくべき「基本的な5つの性質」についてお話させて頂きます。

耐水性

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耐水性とは生地にしみ込もうとする水の力を抑えることで、レインウェアの一番重要な役割だと言える性質です。つまり、耐水性=防水機能ということになります。耐水性が高いほど防水機能に優れているということになります。

耐水圧

耐水性を耐水圧という数値にしてみます。耐水圧は、生地の上に1cm×1cmの水が入る筒を立ててその中に水を入れ何mmの高さまで水圧に耐えられるかという方法で出します。小雨で約300mmが必要と言われており、一般的な雨傘が約500mmなので普通に着用するのであればそれほど高いものを購入しなくても良いのでは?

人間の動きで耐水圧は変化する

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確かにただ雨を防ぐだけなら充分かもしれませんが、レインウェアは人が着用して初めてその機能を問われますよね。人は様々な動きによって体のあらゆる箇所に体重をかけます。例えば椅子に座ったり膝立ちをしたりした時に、その荷重圧によって必要な耐水圧が増加するのです。

耐水圧は実感できるのか

高機能なモデルでは耐水圧50,000mmなんていうレインウェアも存在しますが、いかに強い雨が降ったとしてもその時にかかる耐水圧は1,500mmほどが限界です。高山での暴風雨や猛吹雪などのような過酷な状況下ではない限り、その数値を機能として実感することはなかなかできないでしょう。

透湿性

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透湿性は耐水性とは逆で、汗や水蒸気などで体が蒸れないよう水分を外に逃がす性質です。この性質が高いほど内側の蒸れやべたつきを防ぐ機能に優れているということです。これも透湿度という数値で「素材1平方メートルあたり24時間で約5,000gの水分を透過できる」ことを5,000g/m2/24hと表します。

透湿性と耐水性が両立する仕組み

基本的に生地は細かい網目状なので、外からの水も内へ通る構造になっています。水蒸気は暖かく湿った方から冷たく乾いた方へ移動する性質を持ち、ほぼ全ての状況で外気よりウェアの中の方が暖かく湿っているため外に水蒸気が抜けていくことになります。耐水性と透湿性が同時に機能するのは、この法則を利用しているからなんですね。

撥水性

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撥水性とは生地表面に付着した水を玉のようにはじき、使用後には軽く振るだけで水滴が落ちてくれるという性質です。この撥水性と先ほどご説明した透湿性はいずれも使用する上での快適さを増してくれる性質だと言えます。

撥水性は補助的にも機能している

使用後に水滴が落ちやすいのもありがたい機能ですが、撥水性は水をはじくことで耐水性を上げたり透湿性の手助けを行ったりしています。生地表面が濡れて透湿度が下がってしまうこと、水を吸って重くなること、また水濡れによる体温の低下を防ぐなど様々な働きをしているのです。

防風性

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防風性は防水性と同様、文字通り「風を防ぐ性質」のことで同時に体温の低下も防ぐことになります。体温が低下すると体が熱を発しようとエネルギーの消費量が増加してしまいます。高山や豪雪地域などでは、低体温症は命に関わり兼ねません。

風を防ぐ=「風」だと感じなくする

風を防ぐ仕組みはイメージしやすいです。先程も書いた通り生地は細かい網目状になっているので、風はその網目をくぐりながらウェアの中に入ってきます。その時点で空気は分散しており、もはや風ではなくなっているため「風」として認識されないということになります。

防寒性

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あまりレインウェア=防寒という印象を持つ人は少ないかも知れませんが、最近は防寒機能を兼ね備えたアイテムが増えています。ウェアの生地の間に中綿などの素材を入れることで保温性が生まれ、透湿性を保ちつつ防寒性を発揮できるという構造で、冬場の釣りには欠かせない大切な性質のひとつといえます。

温かくするだけじゃダメ

ただ暖かくするのであれば、とにかくその中綿を大量に入れてしまえば簡単です。でもその分重くて動いたらすぐに汗をかいてしまうし、生地が分厚くなって透湿性が失われウェアの中は蒸れて不快そのものになってしまいます。質の良い中綿をバランスよく使用することが大切なんですね。

もう一つの要素、天然素材か化学繊維か

中綿は大まかに天然素材と化学繊維の2種類に分類されます。質の良い中綿を使うことがレインウェアの性質を損なうことなく大きな防寒性を生むことになるわけですが、実際にはどちらを使用することが望ましいのでしょうか。それぞれの特徴を比較してみました。

天然素材の特徴

天然素材といえばご存知のダウンです。羽毛の間に大量の空気を含み保温性が高く、軽量でかさばらない理想の防寒素材といえます。また吸湿性と発散性が高いのも大きな特徴ですが、水に濡れてしまうと水分を吸収してしまい空気を貯め込むことができず、ダウン本来の保温性が発揮できなくなってしまうのです。

化学繊維の特徴

たくさんの素材メーカーから様々な性能のものが開発されていますが、その多くはダウンの弱点であった水濡れに対しての耐性を持っているものがほとんどです。保温性に優れたダウンに「濡れても保温性を失わない」という性能が足されたものが化学繊維だといえます。

レインウェアに適するのは「化学繊維」

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上記の特徴から考えればやはり、水濡れにも耐える化学繊維の方がレインウェアの防寒素材に適しているといえますね。最近は化学繊維の開発技術が著しく進歩しており、実はレインウェアの性質と機能を最大限に発揮させる素材が開発されたことでも大きな話題となっているのです。

レインウェアの革命的な素材

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いま、レインウェアに革命を起こした「あるもの」を作り上げたブランドがアウトドア業界で世界的に大流行しています。この「あるもの」の開発によってレインウェアの機能性と快適性が圧倒的に進化したのです。一体どんな革命を起こし、どのような特徴があるのか、なぜ人気が高いのかをお話します。

「あるもの」の正体“ゴアテックス”

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まずはこの「ゴアテックスって何?」というお話から。ゴアテックス自体は生地と生地の間に挟まれている薄い膜のことを指し、それらを貼り合わせたものがウェアなどに使用されます。 1平方センチメートルの膜の中に実に14億個という小さな穴があいていて、それが極めて高い防水性と透湿性を実現させたのだそうです。

ゴアテックス靴に関する記事はこちら

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