キスは刺身もうまい!簡単なさばき方や気になる寄生虫についてもご紹介

キスの刺身を美味しく頂くためには、釣った直後にきちんと締めて持ち帰らなければなりません。魚を締めると聞くと難しく思えてしまいますが、ここではその中でも正しく簡単な締め方をご紹介していきます。

締めることでよりキスの刺身がおいしくなる!

釣り上げたばかりのキスを刺身にしておいしく頂くためには、鮮度を保って持ち帰ることが重要となります。魚にストレスを与えると魚肉に含まれたアミノ酸(旨味成分)が分解されてしまうので、クーラーボックスに入れる前に、余分なストレスを与えずに必ず締めるようにします。

キスの締め方①:氷締め

氷に漬け込んで身の熱を取り去る方法で、1番手間のかからない方法です。まずは氷を入れたクーラーボックスに海水を用意し、キスを釣り上げたらすぐに入れるようにします。締め終わったらクーラーボックスの尻栓を緩め海水を抜きます。これで終わりですが、この方法が最も簡単で最善の方法であり、それでいて鮮度抜群のまま持ち帰れます。

キスの締め方②:神経締め

この方法は、生け締めといい、背骨沿いにある脊髄を抜いて(破壊して)魚の死んだという信号伝達を断つ方法で、死後硬直を遅らせる(ほぼ無くす)ことのできる方法で、体温の上昇を防ぎ、身焼けを防ぐこともできます。こちらは動画をご覧ください。

釣りの際には持っていきたい小型クーラーボックスはこちらをご覧ください

刺身を美味しく食べるために!キスのさばき方を知ろう!

キスの刺身を自宅で頂くために避けて通れないのがキスをさばく事。難しく思われがちな作業も実はとても簡単です。定番の天ぷらにする場合は背開きをしますが、刺身の場合は大名下ろしを行います。ここでは動画も交えてキスのさばき方をご紹介します。

キスの簡単なさばき方①:大名下ろし

出典:youtube

まずは頭を落とします。目の細かいキスの鱗を小出刃の切っ先で引き落としたら、ここからキスの半身を削ぎます。頭を切り落とした部分から若干斜めに包丁を入れ、大名下ろしの要領で尻尾まで静かに包丁を通し、切り離します。

キスの簡単なさばき方②:腹骨を除いて皮を引く

出典:youtube

次に腹骨を取り除きます。腹骨を取り終えたら、次は皮を包丁の峰で引きます。反対の手でしっかり押さえて皮引きに入りますが、ポイントは身に対して直角に入れることで皮全体を押すような形にします。後は食べやすいサイズにして完了です。

NEXT キスの簡単なさばき方を動画で見てみよう