ムラサキカガミの怪談についてはこちら
猿の手が登場する主な作品
冒頭辺りでもご紹介しました通りこのアイテムはオカルトの話の中でも比較的有名で、前述しました通りいろんな怪談になっているという形で都市伝説化しています。そしてこれだけ有名なためにそこでとどまるだけでなく、アニメーションの中でもこの手を基にして物語が作られているのです。
作品①化物語
例えば、西尾維新の物語シリーズの最初の作品「化物語」の中でも登場しています。まずこの物語は、主人公の阿良々木暦が同じ高校のクラスメイトである戦場ヶ原ひたぎと出会い、彼女が怪異に悩まされていたことを知って解決を試みるところから、いろんな都市伝説的な話に首を突っ込んでいくというものになります。
そして肝心の猿の手が出てくるのは、ヒロインの戦場ヶ原ひたぎと中学生の時の後輩であった神原駿河です。2人は中学時代お互いの部活で非常に優秀な成績を治めていたために有名になり「ヴァルハラコンビ」とも呼ばれ当人同士の中も良かったのです。ところが、戦場ヶ原が怪異に出会ってしまったために疎遠になってしまいます。
主人公を呪った
そして神原はそれを救うことができなかったのを阿良々木が解決し恋仲になったのを知り嫉妬心が芽生え、元々持っていた猿の手に主人公を無意識化ではありますが排除しようとしました。また小学校でも運動会のかけっこで1位になりたいと願ったところ、足が速くなるのではなくかけっこに参加するクラスメイトを体調不良にすることでかなえています。
ちなみにこの神原という少女は主人公たちの通う高校でバスケットボール部に所属しており、中学時代からの能力を生かして試合でも活躍、校内で知らぬ者はいないほどの人気を集めてはいますが、腕が猿のそれになってしまっており隠すために腕すべてに包帯を巻き付けていました。