【洒落怖】リゾートバイトの怖い話のあらすじ&真相まとめ!2ch史上最恐の怪談ストーリー

Array

ホテルを舞台として起こった活魚殺人事件に関する記事はこちら

儀式と2人の母親

adamkontor / Pixabay

そう思う一番の理由は、2人の母親の伝承です。女将さんは、この伝承の結末を知っていた。と、すれば子供が戻ってきた暁には母親が死ぬという展開を分かっていたはず。それを知っていて、わざわざ同じように儀式をしようとは思いません。自分が生きた状態で子供が帰って来て欲しい。結末がわかっていれば、それを回避する方法を考えるはずです。

それに、女将さんは伝承の母親達と違い、臍の緒を子供に持たせていなかったため、儀式はオリジナルとは異なる女将さんが伝承の儀式を元にアレンジを加えたものとなっていました。ならば、伝承の母親達と同じ轍を踏むまいと知恵を絞って臍の緒を子供が持っていなくてもよく、自分が死ななくてもいい儀式を知恵を絞って考えたと思います。

3人は儀式のために雇われた?

rawpixel / Pixabay

誰かを身代わりにして子供を連れ戻そうと思い至った女将さんは、旦那さんに息子が恋しいからともっともらしい理由で、旅館の規模に対して過剰とも思えるバイト雇用を持ちかけます。そして3人のうちの誰かが見ているであろう状況で2階に行き3人に興味を持たせたのでしょう。

そして2階を見て怖気付いた3人が逃げ出す事もしっかり視野に入れていた女将さんは、用意していた駄目押しの巾着袋を持たせてどこに行ってもちゃんと自分の身代わりになるように仕組んでいた。そう考えると不必要とも思える不自然なバイト雇用、3人の突然の辞めたい発言をあっさり受け入れたという作中の不自然な点の筋が通ります。

全ては計画通り!?

Pexels / Pixabay

以上のことから、主人公たちが巻き込まれた一連の騒動は、すべて女将さんがたった一人で考え、とても堅い意志の元実行されたと考えられます。人を犠牲にするという計画なんて並の心情ではとても選択出来ません。

母親の心理

esudroff / Pixabay

こうして考えてみると、女将さんのしたたかさは勿論のこと、母親の子供に対する深い愛情を感じざるを得ません。何が何でも子供を取り戻したいという強すぎる気持ちは、もはや執念と言っても過言じゃないレベルです。よく「母は強し」という言葉を耳にしますが、これを見ると正にその通りだと思います。

ですが、ある日突然、自然災害で大切な人を亡くしたのだと考えると、唐突過ぎて現実を受け入れ難いものです。そして、ふとした時に感じる日常から忽然と居なくなってしまったと気付く寂しさ。誰も悪くない故にどこにも怒りをぶつけられない無情さ…とてもやるせない気持ちになります。

リゾートバイトの怖い話の裏話

JordanStimpson / Pixabay

リゾートバイトの怖い話が世に出たのは2009年。およそ10年前と随分日が経ちますが、まだまだこの怖さ故に話題性が薄れる事のない本作。最近になってとんでもない裏話が飛び出してきました。ここからは、その裏話についてをご紹介します。

実は元ネタがある?

TheDigitalArtist / Pixabay

なんと、作中に登場した臍の緒を御守りとして子供に持たせる風習と似たような風習があったのです。それは、主に漁で生計を立てていた北海道のアイヌ民族の間で語り継がれていた言い伝えでした。丸々同じではありませんが、これが元ネタになったのでは?と思うには十分な程の一致レベルです。

さらに恐怖を感じたいなら…アイヌの御守り「へそマリモ」

MartinStr / Pixabay

アイヌの言い伝えでは、作中のような臍の緒だけでなくマリモと母親の髪の毛を一緒にして漁に出る子供の安全を祈って渡していたそうです。しかも、それだけでなく、現地にはリゾートバイトの怖い話に似たような事件があったという記録も残されているらしく、元ネタの可能性がかなり高いです。(参考:こちらのコメント欄に記載があります。)

他にも心霊体験を知りたいかたはこちら

リゾートバイトの怖い話はフィクションなのか?

身近にあるリゾートバイトという切り口で今にも自分の身に起きてもおかしくないような今回の話は果たして本当にあった話なのでしょうか?それともフィクションなのでしょうか?怖い話には必ずといっていいほど付いて回る嘘か本当かという問答です。この話に関して言えば、化け物関連の話はフィクションかもしれませんが、へそマリモの言い伝えや、アイヌであった事件の記録などを考慮すると、実際にあった怪事件を元ネタにして作られた怖い話なのではないかと思います。

おそらくフィクション

KELLEPICS / Pixabay

作中のやけにリアリティのある表現や引き込まれてしまう世界観は、書き込みをした人物の文才もさることながら実際のモデルがあったからこそ表現出来たものなのではないかと感じます。もしかしたら、書き込みをした人物は、アイヌであった事件の関係者であった可能性も無くはないです。さまざまな想像が膨らみます。

真偽が気になるからこそ面白い

Free-Photos / Pixabay

怖い話、都市伝説のどちらにも言えることですが、これは嘘なのか本当なのか。元ネタがあるのかないのかを考えたり調べたりすることもこれらを楽しむ上での醍醐味ではないでしょうか。今回は記事を書くにあたり色々と調べた結果、へそマリモとアイヌの事件というとても興味深い発見をし、筆者もわくわくゾクゾクしながら筆をとった次第です。

以上、リゾートバイトの怖い話の深堀と考察でした。如何でしたでしょうか。もし、ここまで読んで本家に興味を持っていただけたのであれば、時間がある時じっくり読みに行かれることをおすすめします。では、ご拝読ありがとうございました。

ホテル活魚殺人事件に関する記事はこちら

心霊体験に関する記事はこちら