サーベルタイガーは巨大な歯があっても弱かった?絶滅理由や生き残り説を解説!

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次に、顎について紹介します。骨を噛み砕くことが出来なかったことを紹介しましたが、歯が脆かったことは歯を調べれば分かりますが、顎が弱かったことはどうして分かったのでしょう。現代の科学では、骨格から筋肉量なども割り出すことが出来るのです。その結果、この生物は、顎や首回りの筋肉が少なかったことが分かっています。

サーベルタイガーの特徴と狩りの方法

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ここからは、体の特徴やその特徴を活かした狩りの方法などを紹介します。あまり知られていない情報も沢山あるので、きっと新しい発見が見つかると思います。狩りの方法などは、発見された化石や発見された状況、当時の環境などを踏まえて推測されている情報になります。

 前肢で獲物を抑えて犬歯で突き刺す

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前脚について紹介します。前脚は非常強く発達していて、獲物を押さえつけるのに適していたと思われます。狩りでは、最大の特徴的な部位である長い牙をあいてに突きたてていたと考えられ、その際に、この前脚で獲物を押さえつけて牙を突き刺していたようです。

動きの遅い大型動物を狙っていた

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前脚について紹介しましたが、後ろ脚はどうだったかというと、他の動物と比べると、長さは短く力は弱かったようです。そのため早く走ることは出来なかったと思われます。そのため、足の遅い獲物や、動きが早くない獲物を狙て狩りをしたいたと考えられています。

おそらく群れで狩りをしていた

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この生き物の発見された化石を調べていると、ケガをした個体が回復して生き延びていることが分かる化石が見つかっています。このことから、ケガで獲物が捕れない状況であっても生き延びられていることは、群れで行動していた可能性を示しています。おそらく群れで狩りをしていて、その獲物をケガをした仲間に分けていたと考えられます。

死肉を捕食していた可能性も

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大型の草食動物を襲って食べてたと思われていますが、別の仮説で、実は死肉を食べていたというものもあります。狩りをしても病気やケガなどで体が弱っている獲物を狙ってことになります。群れで狩りをしていたことや大型動物を襲っていたこととは矛盾が生まれてしまいます。

サーベルタイガーの絶滅理由を検証

この生き物が群れで狩りをし、ケガをした仲間を助けていた可能性があることが分かりましたが、では、そんな生物がどうして絶滅してしまったのか紹介しましょう。その中でも代表的な3種類の絶滅理由について解説します。

 生存競争に負けてしまった説

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まず、考えられるのが特徴や狩りについて紹介したところでも紹介しましたが、動きが俊敏でなかったことと、そのため獲物を捕食することが、あまり上手ではなかった可能性が分かったと思います。絶滅理由でもこの点が関係していると思われます。そのため他の動物との生存競争に負けてしまったという説があります。

餌の大型動物が減少した説

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他の説では、獲物である大型動物が減少いたことによる絶滅が考えられます。食べるものが少なくなってしまえば生存は難しいものになります。この時代の他の動物でも同じような理由で絶滅した生物がいることから、この説の可能性も十分に考えられます。

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