鬼怒川温泉の廃墟群に迫る!寂れてしまった理由と復活への希望

鬼怒川温泉の昔の栄えていた姿

昭和初期に一般の人への利用が解放された頃は鬼怒川温泉の宿泊施設は高くても三階建まででしたが川沿い南北に温泉街を広げる開発のために鬼怒川温泉駅を移動しました。新しい温泉街に建設された宿泊施設は更に高さを増していましたが、それでも足りずに増設を重ねて巨大施設になるほどの人気でした。

廃墟となってしまった鬼怒川温泉のホテル

鬼怒川公園駅付近の鬼怒川沿いに廃墟ホテルが連続している鬼怒川を挟んだ対岸に豪華絢爛な雰囲気を残すあさやホテルが今も営業しています。足利銀行が破綻する前にある程度の負債を返した施設が生き残ったのです。

一際目立つカッパ風呂の廃墟「きぬ川館本店」

創業は1942年、鬼怒川では屈指の歴史ある老舗旅館で、温泉プールとひょうたん型の浴槽をした「かっぱ風呂」が有名でした。鬼怒川温泉の中でも一度は行ってみたいと名前が出るほどに素晴らしかったとか。過剰な設備投資と放漫経営が原因で30億円の負債を抱え1999年6月に廃業しました。

「鬼怒の八湯」が有名だった廃墟「鬼怒川第一ホテル」

鬼怒川第一ホテルは1980年開業です。建物は温泉街の中でも新しい方で道路側から見たら外観は綺麗な方ですが、ガラスや看板は所々割れています。建物入り口付近の道に「入浴できます 鬼怒川第一ホテル」の看板がありますが現在は建物侵入の予防で1階入り口部分をトタン板で囲っています。2008年に廃業しました。

自主再建を諦めて廃墟となった「鬼怒川観光ホテル東館」

1953年に、当時の鬼怒川温泉駅の前(現在の鬼怒川温泉公園)に岡部ホテルグループの傘下として鬼怒川観光ホテル東館が開業しました。足利銀行の破綻と金融危機により収益悪化し自主再建のため2008年に閉鎖。のちに、グループ本部が倒産し廃業しました。同じ岡部グループの別館が大江戸温泉物語に買い取られ名前を変えて営業しています。

実はまだ管理者が住んでいる「元湯星のや」

初代店主が川の中から湧き出る源泉を見つけ925年に木造の三階建てで旅館として開業し会津街道を行き来する旅人と商人に人気の宿でした。当時の鬼怒川温泉駅(現在の鬼怒川温泉公園)徒歩5分で駅近くの宿として人気だったとのことです。2010年に廃業しましたがなぜだかは不明です。現在管理者が住んでいて廃墟とは言えないようです。

鬼怒川温泉の廃墟群は解体しないのか

鬼怒川沿いに並ぶ廃墟のホテルは取り壊されずに10年以上放置されています。豪雪地帯で劣化も激しく建造物の落下の恐れがあり危険な状態です。廃墟をなくし景観を取り戻すことが必要です。川の反対側には営業中のホテルが立ち並び廃墟が観光客を驚かせています。廃墟をなくし景観を取り戻すことが復活への道となりそうです。

廃墟群の所有者が不明

johnhain / Pixabay

経営者の夜逃げや休館で、勝手な建物は取り壊しができなくて現在廃墟になっています。建物は崩壊が始まっており近くには入れないように囲いがしています。廃墟ホテルに侵入し備品を盗難された形跡もあり様々な心配がありますが。建物の所有者が行方不明になっているのが最大の障害です。

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