ポヴェーリア島は幽霊に呪われた島?忌まわしい歴史と島のゆくえ

14世紀の大流行のあと、規模は小さくなりましたが、17世紀から18世紀頃まで何回かヨーロッパで流行しています。その後、衛生状態の改善などの対策が功を奏してヨーロッパでは19世紀までには流行はひとまず終わりました。ただし、中国とインドについては19世紀に1200万人の死者を出す流行がありました。

人体実験

この島では、密かに人体実験が行われていたのではないかと言われていますが、そもそも世界中にはこのような人体実験をやってきた歴史があります。どのようなひどい実験があるかを、いくつか紹介します。

ナチス・ドイツの人体実験

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ナチス・ドイツの人体実験は、強制収容所で行われました。収容者は有無を言わせず実験台にさせられたという、非人道的な行為です。実験の内容は下記に示すものですが、この実験の結果死亡する人や重い障害を残す人が多数出ました。後にこの反省から医療倫理に関するニュルンベルク綱領ができました。

  • 双子の子供に対する遺伝子の類似性等に関する実験。対象は1500人。1400人が死亡。
  • 骨、神経、筋肉の再生と骨移植の研究
  • 低体温の実験。100名が死亡。
  • マラリア感染の実験。数百名死亡。
  • マスタードガス実験。被験者はひどい化学火傷となりました。
  • スルフォンアミド実験。人工の抗菌剤の有効性の実験のために、傷口に破傷風菌などをすり込まれました。
  • 海水実験。被験者は大量の海水を飲まされ、それ以外の食べ物を与えられませんでした。

日本軍による人体実験

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日中戦争や太平洋戦争中に、日本軍の七三一部隊が人体実験を行っていました。この実験は主に中国で行いましたが、場所はハルビン郊外で、研究施設はかなり大きなものになっていました。以下に主な実験を示します。

    • 手術の練習台。生きた人を使って四肢切断、弾丸摘出などを行いました。
    • 病気に感染させる。ペスト、チフス、コレラなどに感染させて、病原体を調べました。
    • 凍傷実験。人為的に手足を凍傷にして湯をかける。
    • 病原体を感染させて新型のワクチンの効能を調べる。
    • 馬の血を輸血してみる。
    • 極限状態実験。空気を血管に注射する。食事を与えず餓死させる。水分を与えず脱水症状にする。

実験動物の保管にはホルマリンがつきものです。ホルマリン漬けについての記事はこちらです

霊感の強い人は絶対にポヴェーリア島に立ち入ってはいけない

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この島は、病気にかかって心ならずも連れて来られてそのまま島を出ることができなかった人が、中世の頃から大勢います。そして20世紀に入ってからは、猟奇的な人体実験などの犠牲者も沢山いるようです。このような悲しい歴史を持っているこの島には、霊が浮遊しています。霊感の強い人は決して立ち入ってはいけません。

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