おぞましい珍味・カースマルツゥの正体に迫る!気になる味や入手方法もご紹介

濃厚な味わいならこのチーズ!と言っていいほど、濃厚な味わいがします。スーパーでよく見かけるチーズは、このチェダーチーズを溶かして乳化剤などを加えて加工していますので、私たちが一番口にしているチーズかもしれません。

ペコリーノロマーノ

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イタリア製造で最年長のチーズで古くからイタリア人に食されています。牛の乳ではなく羊の乳から作られていて、塩分が強めです。カルボナーラなどの調味料として重宝されています。

ゴルゴンゾーラ

世界三大チーズの一つです。アオカビを用いたブルーチーズと同じ種類ですが、ゴルゴンゾーラはクセが少なく日本のレストランのパスタでもよく使われています。

カマンベール

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別名チーズの女王と評される上品な旨味が特徴のチーズです。ほんのりとした苦みと中のトロッとしたコクのバランスが旨味を醸し出しています。ワインのお供がよく合う大人のチーズです。

パルミジャーノ

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粉チーズでお馴染みのチーズで、料理の旨味を引き出してくれる名脇役です。長く熟成するのが特徴で、固さがあるため粉チーズとして使うのが一般的です。

モッツァレラ

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ピザやサラダに使われる熟成しないチーズです。白くてみずみずしくクセのない食べやすさが特徴です。生のままでも加熱しても食べられるアレンジが豊富なチーズです。

カースマルツゥは日本で食べられる?気になる値段を調査

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気になるカースマルツゥのお味ですが、日本で食べることができるのでしょうか?そして購入するとしたら、いくらでしょうか?気になる市場と値段をご紹介します。

カースマルツゥは通販では手に入らない

結論から言いますと、日本で食べることはできません。ネット社会が急速に発達し、ほとんどのものが手に入る時代ですが、伝統あるチーズなので販売は違法となっています。

現在は入手困難となっていますが、伝統を伝えていくために製造している人たちがいます。

現地の市場に行くと簡単に手に入る

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現地のサルディーニャ市場へ行くと、たくさん売られていますので食べることができます。実際に市場へ行くと、試食をさせてもらえます。

イタリアでは裏ルートで出回っている

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入手困難ですが、これを違法ビジネスとしてイタリアでは取引がされています。今は製造する人も減ってきているため珍味として、高価なチーズで闇ルートで売られています。

値段はおよそ1万円

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闇ルートで出回っている値段は、1ポンド(435g)でこっそりと売られています。日本円にすると11000円と高額で、通常に売られている2倍の値段がついています。

見た目も値段もビックリなカールマルツゥですが、イタリアに住む人たちの中でも知らない人もいるほど珍味なチーズなのです。

 

カースマルツゥが販売中止になった理由は?

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古くから伝わり、伝統あるチーズがなぜ販売中止になってしまったのでしょうか?古くから伝わっている熟成方法で食べられてきましたが、現代となった今、昔では判明しなかったウジ虫が及ぼす健康被害が明らかとなったのです。

販売中止となった理由について順番に説明していきます。

毒性があると判断されたため

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硬いチーズの塊が下で溶けてしまうほど柔らかく熟成しているため、旨味を閉じ込める工程の熟成を通り越し腐敗となっている状態であり、人体に影響を及ぼす危険があると判断されました。

アレルギー反応を起こす可能性があるため

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ウジ虫から滲み出る成分が、アレルギー反応を起こす危険性が判明しました。免疫力が弱っている時に発症しやすく、軽度のものから重度のものまでさまざまな症状が出る可能性があると問題になりました。

ウジ虫が人間の体内に寄生するおそれがあるため

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ウジ虫は大変強く人間の体内に入っても胃液などの消化液では死滅しません。腸内に留まってしまうと腸壁を破る恐れがあり、下痢や嘔吐,腹痛などの症状が挙げられます。

もし食べる場合には、よく噛んで生きているウジ虫を直接体内に入らないようにすることです。

ウジ虫が生きている限りは大丈夫という意見も

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チーズの中でウジ虫が生きていられるのだから、腐敗ではなく熟成で食べても大丈夫と考える人もいるそうですが、確実な証拠はなく、近年では少なからず人間の体内に入ることは安全ではないという考えが主流です。

ウジ虫は意外と役に立つ?カースマルツゥ以外で使われるウジ虫たち

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ウジ虫は生ごみに湧いたりするので、汚くて気持ち悪いイメージを抱きますが、実は働き者の虫で私たちの身近なところで役立っている虫でもあるのです。どんな仕事ぶりでしょうか?

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