ミッフィーの口はなぜバッテン?かわいいキャラに隠されたミッフィーの闇がすごかった!

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おかあさんはムデル・プラウス(オランダ名)、ふわおくさん(日本語名)で、ミッフィーのよき理解者として彼女のためにお化けごっこの衣装を作ってくれたり、先ほど書いた「うさこちゃんときゃらめる」の時には毅然とした態度で彼女を諭す一面をのぞかせます。

ミッフィー雑学③6色で表されるミッフィーの世界観

作者ディック・ブルーナの強いこだわりについてしばしば書かせて頂きました。ほかにも彼のこだわりはいくつか存在しますが、今回は彼のシンプルさに由来する有名な「ブルーナカラー」について説明させていただきます。

ミッフィーで使われるのは6色のみ

ご存知でしょうか。ミッフィーの世界観は厳選された六色のみで構成されているのです。パステルカラーはひとつもなく、かなり強い色調です。ですがそこは流石厳選されつくした色。どの色が隣り合ってもそれぞれの色味を損なうことはなく、それどころか、お互いの良さを引き立たせる色なのです。

それぞれの色の意味

  • 赤は喜び。楽しさ。温かさ。
  • 青は悲しみ。静けさ。よそよそしさ。
  • 緑は安心。安定。自然。
  • 黄色は明るさ。また楽しさ。
  • 茶色は落ち着きの色。
  • グレーはバランス。

このように、色味は一つ一つ吟味され、どれをとっても無駄な色など存在しません。これがディック・ブルーナのひとつのシンプルの正体であり、また色調の分野において非常に大きな影響を与えました。

ミッフィーの色彩「ブルーナカラー」

その色調への影響への配慮はさることながら、意味にまで深く考え抜かれた色。それこそがミッフィーの世界観の全てとされる「ブルーナカラー」なのです。注意深く見てみると、絵本は勿論、キャラクターやグッズなど、ブルーナカラーで構成されていることに気付くはずです。

ミッフィー雑学④びっくり!黄金のミッフィーが存在した!

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さあ「ブルーナカラー」を紹介したら同じくご紹介しなければならないものが、そのこだわりのカラーから大きく外れたミッフィー像についてです。あれだけ徹底的に考え抜かれた色、それどころか、世界観の全てとまで言われる色を無視する像とは一体どんなものでしょうか。

ブルーナカラーを無視する黄金のミッフィーとは

ユトレヒトの「ディック・ブルーナ・ハウス」では黄金のミッフィー像がお出迎えしてくれます。これは50回目の誕生日の記念に作られたもので、オランダにとって50歳の誕生日は特別で盛大に祝うもの。それゆえに作られたものなのです。

ミッフィーの博物館「ディック・ブルーナ・ハウス」

「ディック・ブルーナ・ハウス」はユトレヒトにあるミッフィーの博物館です。大人から子供まで楽しめ、歴代の絵本、原画は勿論のこと、様々な作品が集められています。日本人の観光客も多く、日本語表示もあります。

オランダ「ユトレヒト」はミッフィーだらけ!

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ディック・ブルーナの生まれ故郷ということもあり、オランダ「ユトレヒト」はとにかく街中はミッフィーだらけ!様々なミッフィーがいますが、その中でもとっても可愛らしいミッフィーをご紹介致します。

ミッフィー信号

まずはこちらミッフィーの信号。赤信号、青信号の両方を見たいがために皆立ち止まり見入る人ので、地元民にはすぐ観光客とわかります。このミッフィーの信号機はデ・バイエルンコフ百貨店前です。

ブルーナカラーの横断歩道

またミッフィー信号機の目印として一番わかりやすいものといえば、こちらブルーナカラーの横断歩道です。こちら信号機も横断歩道も、ユトレヒトにたったひとつ、つまり世界にたったひとつだけなのです。是非、オランダに行った際には行ってみてください。

ミッフィーと伝統文化のコラボグッズ

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今や世界中に愛され、二つの丸に一つのバッテンだけで「ミッフィー」と認識されてしまう、超有名キャラクターのミッフィー。勿論グッズは山のようにありますが、その中でもこれは!と思わされるようなグッズを集めてみました。

参拝のお供に!「御朱印長」

ミッフィー 御朱印帳 十二支 【ST-TMF0016】

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少し前から御朱印集めが流行っておりますが、その波に乗ってか、この度ミッフィーの御朱印帳が登場致しました。御朱印とは簡単に言うと、参拝した証に授与される印。元は写経を納めると頂けたのですが、近年は参拝だけで頂けるようになりました。和柄がとても可愛らしく、大人でも合うと好評です。

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