小さな体で可愛い容姿の彼らからは「大食い」という言葉が結びつかないようにも思えますが、実は自分の体する重と同じくらいの量の食事をします。
これには理由があり、消化能力が低いため、少しでも栄養を取ろうとしているからと言われています。そのため、ほとんどの時間ずっと食事をしているのです。
とても長生きな動物
野生でも8年~10年も生きると言われていますが、飼育下ではもっと長生きの平均15年生きるといわれているとても長生きな動物です。
世界での最高年齢の記録を見てみると24歳まで生きたとされています。日本でも長くて24年生きたとされる例があるほど。20年以上生きるご長寿の子も多くいるくらい長生きな動物なのです。
レッサーパンダの天敵は?
威嚇行動をしなければならないほどの野生のレッサーパンダにとっての天敵とはどのような動物がいるのでしょうか。
彼らの敵となる動物と、その動物に遭遇した時の彼らがどのように身を守る行動をするのかについて見ていきましょう。
最大の天敵はユキヒョウ
彼らの最大の敵としてまず上がるのが、ユキヒョウです。ユキヒョウとはネパールや中華人民共和国などに生息するヒョウで、このユキヒョウも実は絶滅危惧種に指定されている動物なのです。
ユキヒョウは彼らと同じ夜行性で夜間になると動きはじめますが、優れた運動能力と跳躍力で獲物を捕らえるので、彼らにとってユキヒョウは最大の脅威のようです。
その他にも敵はいっぱい
彼らを襲ってくる敵はユキヒョウの他にもイタチの仲間のテンやオオカミ、大型のワシやタカなどと言われています。
しかし、オオカミの生態数も減少していることから今では、天敵と言われることが少なくなったようです。そうなるとテンや大型ワシなどが天敵と言えるのかもしれません。
敵に襲われた時の防御法
彼らにとっての一番の防御法は、木の上でじっとしているのが一番の防御法のようです。彼らのお腹が黒いのも木に登ると逆光で目立ちにくくしてくれる役割をしてくれているとも見られているとか。
でも、もし木から降りている時に敵に遭遇して、木や岩の上に逃げることが出来ない時には万歳ポーズで威嚇!でもこの時は鋭い爪を立てて攻撃をします。
以外や以外。可愛いポーズから繰り出されるこの爪は相手にかなりのダメージを負わせるくらいの強力な武器となりますので、野生の彼らに会って威嚇ポーズをしたら近づかないようにしましょう。
レッサーパンダの威嚇は可愛すぎて威嚇にならない
動物園で観るレッサーパンダの威嚇ポーズはただただ、可愛いとしか言いようがありません。実際のモフモフの体全体いっぱいに表現する万歳ポーズを観に動物園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと、彼らのとりこになってしまうことでしょう。