平和の滝と同じような「観光地」としては、「西岡水源地」や「チミケップ湖」が挙げられるでしょう。どちらの場所も入水自殺があったという噂があり、水面から手が伸びてきたなどという話も聞きます。
観光と心霊は紙一重?
このようにあまり目立たない観光地と心霊スポットとは紙一重な関係にあると言えます。人が集まる場所には当然霊も引き寄せられますし、霊が増え、霊障が増えると興味本位の来客が増えるのです。霊障について詳しくはこちらをご覧ください。
考察!平和の滝でどうして心霊現象が起こるのか?
さきほどから、「平和の滝」についてオカルト的な側面からお話をしていますが、どうしてここまで恐れられる場所になってしまったのでしょうか?その土地の性質から、謎を紐解いていきましょう。
日蓮宗の修行場だった神聖な場所
「平和の滝」は、古い名で「右股の滝」とも呼ばれます。日蓮宗の修行の場としてこの滝は長く使用されており、結界も張られ、元来よりとても神聖な場であったのです。しかしだんだんとその結界も効力を失い、様々な霊が居つくようになってしまったと言われています。
現在では心霊スポットとして浸透してしまい、昔のような神聖さは薄れたように見受けられます。また、実際に生前滝修行をしていた霊を見た人によれば、その霊は「修行場の神聖さが失われ嘆かわしい」というようなことを口にしていた、なんて証言もあります。
水辺は霊が集まりやすい
水辺はそもそも異界に近い場所なので、霊が寄ってくるのも不思議ではありません。水辺に霊が集まる、という話にはいくつか説があり、死に際にはひどく喉が渇くために不浄霊は水辺に引き寄せられるとされたり、水そのものに「陰」の性質が備わっているから留まってしまうのだとも言われています。
相手も元人間
しかし、霊が悪い形で現れてしまう一番の原因は、悪ふざけをする人たちの存在ではないでしょうか。自分が命を落とした場所で、自分の死を悲しんでくれるわけでもなく、面白半分に「出て来い」と言われたり…いくら幽霊とはいえ、元は同じ人間で、同じように感情を持っているとしたら、不快になるに決まっています。
心霊スポットと呼ばれる場所でも、マナーは大切です。公衆トイレの話じゃないですが、その場所にあるモノをその場のノリで壊したり、汚したり荒らしたりして帰ったりするのは、人としてあり得ない行為です。何より夜中に騒ぐのは迷惑なので、節度を持って探索しましょう。
平和の滝は普段は神秘的で迫力ある滝です!
平和の滝は、観光として訪れるにもピッタリな場所です。どうしても怖いイメージが払拭できないという方も、昼間の平和の滝を堪能すれば、一気に印象が変わるはずです。ここでは「平和の滝」の魅力をご紹介します。
四季折々の風景と滝を楽しむ
平和の滝は、実はパワースポットとしても名を馳せています。力強く流れる滝からは、マイナスイオンも出ています。この滝の水は澄んでおり、万病を取り除く、老化を防ぐとも云われているそうです。水だけでなく、景色も美しいのです。秋には紅葉、冬には雪化粧と、四季折々で表情を変え、目を楽しませてくれるのです。