怪しい少年少女博物館はマジで怪しい?静岡県伊東市の可笑しな博物館

「東海館」はヤマザキマリ氏の漫画「テルマエロマエ」第4巻にも登場します。昭和3年(1928年)材木商により建設された木造3階建の温泉旅館です。一旦廃業の後、伊東市に寄贈、平成13年には観光施設として再デビューしました。高級木材がふんだんに使用されており、書院窓なども素晴らしい造りとなったいます。

「東海館」へのアクセス・「日帰り温泉」も!

出展: photoAC

「東海館」伊東市東松原町12-10。最寄駅は「伊東駅」徒歩8分。駐車場は近隣利用。入場料は「館内見学」のみは大人200円子供100円。見学時間は9〜21時(毎月第3火曜休館:その日が祝祭日であれば翌日休館)/「日帰り温泉」は大人500円子供300円(入館料含む)毎週土・日のみ11〜19時営業。

地元出身の彫り師「森田東光」氏!

出展: photoAC

「東海館」の門の上のツルや、浴場の湯口などに精緻で迫力ある彫刻が見られますが、この彫刻を彫ったのが名匠である初代「森田東光」です。彼は伊東市内の社寺建築物などの彫刻を多数手掛けています。「東海館」の中には時間制で男女入れ替わる大浴場と小浴場が有りますが、それぞれの湯口には「唐獅子やタコ」の彫刻が施されています。

学校で習った?「三浦按針」がこんな所にも!

出展: photoAC

この「東海館」では、美しくレトロな昭和初期を味わいながら様々な展示物を楽しむ事が出来ます。建物は各階ごとに違う棟梁に作らせており、雰囲気が異なります。中庭も有ります。3Fは120畳の大広間になっています。「東海館」の展示物には「伊東の民話に出てくる妖怪」「伊東の歴史上登場人物」などがあり、「三浦按針」も出てきます。

「どろどろ人形」とは!「三浦按針」とはどんな関係なの?

出展: photoAC

「三浦按針」英名「ウイリアム・アダムス」は、ここ「伊東」の地で1604年に徳川家康に命ぜられ「日本初の洋風帆船」作りを始めます。伝承によれば、船大工が疫病にかかり造船作業が滞った折、按針一行が、日本への渡航途中南国の土人より貰い受けた「どんどろ人形」という魔除け人形のお陰で治癒したという事です。

怖いけれど頼もしい?「どんどろ人形」!

出展: photoAC

「どんどろ人形」は、昭和30年代から平成初期まで伊東のお土産の一つでした。流木・紙粘土・麻などで作られた、真っ黒で、目玉がギョロッとして赤いベロを出した不気味な人形です。「どん」は「よーいどん」、「どろ」は「土へどろ」を表し、人生の生死の間の災難から守ってくれる人形であると伝えられています。

静岡のB級スポット怪しい少年少女博物館に注目しよう!

「怪しい少年少女博物館」は奇才・鵜野義嗣氏が長年かけて収集した膨大な量のアイテムたちとじっくり対峙し、心ゆくまでレトロで不気味な雰囲気に浸れる不思議な場所です。このように、全国的に見ても珍スポットが点在している静岡に、ぜひ足を運んでみて下さい。

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