その同様の効果が見込めます。雨が降ると全体的に曇天となり、薄暗くなります。そのおかげで魚もマズメと同じような感覚になり、釣り針を発見しにくくルアーを偽物と思いにくくなるわけです。
こういった原理で魚がより釣りやすい環境になるという点で雨の薄暗さは、非常に有効に好条件として働いてくれるわけです。
雨の日の釣りのメリットその④気圧や酸素濃度の変化
雨にはより科学的なメリットも存在します。それが、雨が降ることによって水中の気圧の低下、また酸素濃度の変化により魚の生態に影響を及ぼし、より釣りやすい環境になるというものです。これはかなり科学的な要素になりますが、非常に納得できる効果です。
低気圧の関係で魚が浮く
雨のそもそも降る原因は、低気圧からくる円光の変化によるものです。そのため、低気圧は水中の魚にも作用するものと考えられています。例えば、低気圧になると魚は活発に動くようになるともいわれます。
その仕組みは、魚の体内にある浮袋と関係しています。魚は浮袋によって水面を浮いて泳ぎますが、雨などの低気圧に変化が起きると浮袋の調節がうまく追いつかないため、魚が浮き気味になるといわれているのです。
さらに、低気圧ということは水面にかかる圧力も低下するということです。魚が浮きやすくなったことに加えて動きやすくなるので釣れ安くなるという仕組みが出来上がるのです。
とはいえ、あくまでも一説にすぎず、水面から少しのところを泳いでいる魚には影響がある話ですが、深い場所を泳ぐ魚になるとその影響も小さくなります。すべての魚に作用する影響ではないので覚えておきましょう。
雨粒や河川からの流入で酸素濃度が上がる
雨が降ると酸素濃度も上がり、これにより魚が釣れ安くなるともいわれます。そのメカニズムは、まず雨粒によって水面がたたかれることで酸素濃度が増します。また、河川からの水の流入によっても酸素濃度が増します。
酸素濃度が増すと、魚の活性が上がるためよく泳ぐようになり、よく食べるようになるのです。これにより、釣り餌にも食いつきやすくなるというわけです。
雨の日の釣りのメリットその⑤塩分濃度の変化
雨が降ることで水中の塩分濃度が変化することも、釣りに大きく関係します。もちろん、雨量にもよりますあ大量の雨が降った時は特に塩分濃度にお子育影響が出るので、それが生態系に影響し釣りに反映されるのです。
プランクトンの活性化
水中の塩分濃度が変わるとどのようなメカニズムで釣れるようになるのか紹介しましょう。まず塩分濃度はそもそも海中の塩分と水音割合ですが、雨が降ることで水が増えるので塩分濃度が下がります。
すると、この塩分濃度の変化に敏感な魚は魚の捕食本能が刺激されると言います。さらに、魚が餌とするプランクトンも活性化するといわれています。先述した酸素濃度と相まって、プランクトンも活性化するのです。
これまで以上に活発い動き出したプランクトンを魚が食べるようになり、魚も活発に動きますし、ルアーやサビキ釣りをしている人には、結果的に魚が集まって食いつきやすくなるという仕組みになるのです。
雨の日の釣りのデメリットとは?
これまで雨がもたらすメリットを紹介してきましたが、もちろんいいことばかりではありません。誰もが思うデメリットもありますし、危険も伴うのが雨での釣りです。そこで、雨が降った時のデメリットも紹介しておきましょう。