マタマタは枯葉のような見た目の亀!特徴や飼育方法をご紹介!販売もしてる?

マタマタを飼ってみたいけど、どんな亀なのかよくわからないという人もいますよね?マタマタは大人しい性格なので正しい飼育方法さえ知れば、初心者でもペットとして可愛がれますよ。今回は、マタマタの販売価格や飼育方法、コミュニケーション方法などをご紹介いたします。

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マタマタってどんな亀?

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マタマタというカメをご存じでしょうか?一般的にはあまり馴染みのない種類ですが、その独特な見た目から爬虫類好きには人気の高いカメです。他のカメとの違いを挙げればキリが無いほど特徴的なカメ。そんなマタマタの魅力とペットとして迎え入れる時の注意点、飼育方法をご紹介します。

マタマタの基本データ

マタマタはヘビクビガメ科マタマタ属に分類され、本種のみでマタマタ属を形成しています。エクアドル、コロンビア、ブラジルなどの南米に分布し、流れの緩やかな河川や沼地で生活しています。陸に上がることはほとんど無く、川底でじっと獲物を待ち伏せています。魚を主食とし、獲物が近づくと口を大きく開いて水ごと瞬間的に補食します。

マタマタの最大体長や成長速度

甲長は45センチ、体重は15キロほどまで成長しますが、餌の量、飼育環境によってはさらに大きくなる例もあります。成長速度は速くはなく、脱皮を繰り返しながらゆっくりと成長していきます。

大きくなりすぎて飼えなくなったり、活動的でないことから飽きてしまう方が多いようです。甲羅だけでも45センチとなると体長は倍ほどと考えてもいいでしょう。最後まで責任を持って飼育できるか、情報をしっかりと集めてから購入を検討してください。

マタマタの特徴

生物は生存競争を生き抜くために様々な進化をしてきました。そして、それぞれの生息環境に適応するため体の形状を変え現代まで種を存続させてきたのです。マタマタも過酷な環境で種の存続のために他のカメとは違った進化をしてきた種であると言えるでしょう。

マタマタは枯れ葉や岩に擬態できる能力を持っている

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枯れ葉のような体に、岩に似た甲羅をもつマタマタ。この特殊な体は沼や川底にあるものに擬態するためのもの。一生のほとんどを川底で過ごすため、周囲の枯れ葉や岩に溶け込み獲物を待ち伏せします。

水中では極めてゆっくり移動します。獲物となる魚には敵が近いてきたときに、波の振動を感知するセンサーがあるのですが、マタマタはこのセンサーにも反応しない程の忍び足だといいます。周囲の背景に完璧に擬態して獲物を狙う姿はまるで忍者のようです。

マタマタの頭は大きすぎて甲羅に収まらない

カメといえば、身の危険を感じると甲羅に隠れるというイメージですが、マタマタは一枚の枯れ葉のような平たく大きな頭を持つため、頭を甲羅にしまうことができないのです。睡眠時はその大きな頭を横に曲げて眠るようです。

また首は長く、呼吸をする時にはその首を水面まで伸ばします。シュノーケルのような形状をした鼻を外に出すことで空気を取りこんでいます。獲物を確実に捕食するための口は、目の後ろまで大きく裂けていて、横から見ると笑っているような顔をしています。

大人しい性格だから癒される

マタマタは魚を主食とする肉食のカメです。肉食と聞くと危険なイメージですが、実は大人しくペットとしても飼いやすいことも人気の一つでしょう。活動的ではないので1日の大半を水の底でじっと過ごします。

野性下でもあまり動くことはなく、産卵期を迎えたメスの個体以外は移動することもほとんどないといわれています。ゴツゴツとした外見ですが、とても愛嬌のある表情をしているので眺めているだけでも癒されます。

マタマタの販売価格や寿命は?

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ここまででマタマタに興味を持った方や、実際に飼育してみたいと思った方もいるのではないでしょうか?ミドリガメのようにあまり流通されている種類ではないのでイヌ、ネコなどを取り扱っている一般的なペットショップでは販売されていません。ではどこで購入できるのか、マタマタの販売場所や価格、寿命などのご紹介をします。

マタマタは爬虫類ショップに販売されている

マタマタは流通数が少なくほとんどが輸入によるワイルド個体なので、爬虫類を専門に扱っているショップを探してみるといいでしょう。専門ショップでは飼育に必要な道具も取り揃えており、専門的な知識が無くても店員さんが親身になって相談に乗ってくれるので初めての方でも安心して購入することができます。

販売価格に関しては個体のサイズや入荷状況などで幅がありますが、幼個体で15,000〜30,000円が相場のようです。成体となると100,000円を超えることもあるそうですが、ほとんどが幼個体なので比較的手に入れやすい価格ではないでしょうか?

正しく飼育できればマタマタの寿命は長い

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マタマタは突然死が多く詳細な寿命ははっきりとしていませんが10年前後といわれています。長く付き合うには正しい飼育知識を持つことが大切です。原産地である南米と日本とではもちろん環境が違いますので、現地に近い環境を作ってあげることが重要となります。

水質の悪化、過食による突然死が最も多いとされています。あまり動きを見せないので体調の変化にも気付きにくいです。些細な変化も見逃さないよう日頃からよく観察することも突然死を防ぐことに繋がってきます。

その他カメの情報はこちらからご覧ください。

マタマタを飼育してみよう!①必要な設備はこれ!

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