自分の話を聞いた人間の家を訪れ、鎌を持って人を襲う老婆の妖怪です。バーサレやババアサレなど地域によって細かく呼び方が異なりますが、妖怪そのものの名前というよりは「婆、去れ」という呪文そのものの呼び方でしょう。
名前を複数回唱えると撃退できると言われていますが、まれに呼び寄せるという説もあります。
さっちゃんの歌
こちらは噂話ではなく歌うことによって招かれる怪異です。さっちゃんは、本当はサチコというあの子です。
バナナが好きな歌の子?なぜ?と不思議に思われた方は、次の記事から詳細をご確認ください。子供の頃当たり前に歌ってきた曲の中に、もうひとつのおそろしい物語が隠されていたのです。
話すことができない怪談シリーズ
世の中には牛の首と同じく、語ること自体が禁忌とされている話があるものです。聞いてはいけない、喋ってはいけない、見てはいけない…。
けれども、そういうタブーにこそ魅力を見出し、破りたくなってしまうのは、人間のどうしようもない性といえます。次からはそんなお話をいくつかご紹介しましょう。
死人茶屋
こちらは怪談ではなく落語になります。現在はその題名しか記録に残っておらず、誰も内容を知らないものの、落語家も震え上がるほどおそろしかったといいます。
そのせいで誰もやりたがらず、弟子にも教え伝えることをしなかったため、いつしか絶えてしまった。ただその恐怖だけが今も生き残っている…という伝説の落語です。
猿の爪
この話をすると霊界の門が開いてしまい、身の回りで不思議なことが起きるようになるとのこと。話すことそのものが結界を破る儀式になってしまうので、内容を詳しく語ることは厳禁です。
逆にこの世ならざるものを招きたい時にこそ話すと良いでしょう。有名な「猿の手」という魔のアイテムと関係があるという説もあります。
赤い洗面器の男
これは推理ドラマ「古畑任三郎」シリーズに登場する劇中の小噺です。何度も登場するのですが、結局そのオチは一度も明かされることがないまま終わる、というのがお決まりであり、物語の本筋には関係ありません。
登場人物たちの反応を見るにホラーとは限らないようで、内容が気になってしかたがない!と悲鳴を上げたファンも多いとのこと。
動画サイトにおける牛の首事件
驚くことに、実際牛の首の怪談を語ることで、怪奇現象が発生した…という事例が発生しました。しかもそれが動画という証拠となって、確実に残る形で残されているのです。
それは人気youtuberコンビ、水溜まりボンドの怪談朗読動画で発生しました。こちらがその問題の動画になります。
youtuberに起きた怪
問題のシーンは3:06付近から発生します。家鳴りとは明らかに違う、規則的な異音が急に鳴りはじめます。まるで「これ以上続けるな」と言わんばかりに…。
やはり現代においても牛の首の話は禁忌なのでしょうか。他にも細かく異常が起きているようで、コメント欄の反応にも注目です。