男の子へ返事を書きました。「お手紙どうもありがとう。おくさんも喜んでいたよ。いつも話しかけてくれるから、おじさんはレギュラー満タンだよ。君はおじさんの大切な友達です」車好きの彼とは、「レギュラー満タン」が合言葉になっています。無邪気な男の子の手紙に、日頃の疲れが癒されました。
ほっこりする話⑰:お兄ちゃんのために
10歳年下で保育園に通う弟は、泣き虫で我儘です。いつも弟が癇癪を起こす度に、僕はイライラしてしまいます。ある日、保育園のクリスマス会から帰って来た弟が、ニコニコしながら僕に向かって「はい」と手を差し出しました。
そこには、ティッシュに包んだチョコレートとえびせんがありました。クリスマス会で他の子がお菓子を食べている間、弟は一生懸命我慢して、僕のためにお菓子を持って帰って来てくれたのでした。この時、弟は可愛いと思えて、温かい気持ちになれました。
ほっこりする話⑱:「お兄ちゃんはずるい」歌に込めた想い
僕が入院した時、僕の隣のベッドに5歳の男の子が入院しており、よく一緒に遊びました。僕の退院が決まった時、男の子は言いました。「お兄ちゃん、治ってええな。僕3回手術せなアカンのや。お兄ちゃんはずるい、僕と一緒に来たのに、僕より先に退院するんか」
僕が退院する前日、男の子は言いました。「手紙書いてな。僕ひらがなやったら読めるんや。けど、お兄ちゃんはずるい。明日バイバイしたら、僕のこと、すぐに忘れてまうやろ」僕は退院した後、男の子のことを歌にして、今も各地で歌っています。男の子のことを忘れないという想いを込めて。
ほっこりする話36選【両親編】
親が子を想う様子は、いつも心が温まるものです。子供が小さい時はもちろんですが、子供が成人しても、結婚しても、親にとっては可愛い子供なのです。親の愛情溢れるエピソードをご覧ください。
ほっこりする話⑲:タッパーの中に入っていたものは
私がたまに帰省すると、年老いた母はとても喜びます。帰る時にはお小遣いを渡そうとしてくるので、「ちゃんと働いてご飯を食べているから大丈夫」と断りますが、母は聞き入れません。「じゃあ煮物だけでも」と言われて、持ち帰ったタッパーの蓋を開けると、芋の上にラップで包んだ一万円札が載っていました。母の大きすぎる愛情に感服します。
ほっこりする話⑳:唯一の検索履歴
機会音痴の母が、もう使わないからと俺にタブレットをくれました。タブレットのYouTubeには一つだけ検索履歴があり、それは俺のバンドの動画でした。苦手な機械を何時間も向き合って、ようやく俺のバンドを探し当てた母の姿を想像すると、涙が出ました。
ほっこりする話㉑:「帰ってこないで!」母の返信
今朝、「今日は会社の飲み会で遅くなる」と母に連絡をしました。しかし夕方、飲み会が中止となり、母に「やっぱり早く帰るわ」と連絡すると、母は「え?ちょっと待って、帰ってこないで!」と返信してきました。不審に思いましたが、特に行く当てもないので、仕事が終わると真っ直ぐ帰りました。
リビングに入ると、母が料理をテーブル一杯に並べていました。どれも、僕の好きな食べ物ばかりです。「だってあんた、今日誕生日でしょ?内緒で用意しようと思ったのに」社会人になって、僕は自分の誕生日も忘れていました。母の愛情が嬉しくて、目頭が熱くなりました。
ほっこりする話36選【友情編】
友達は、ただ仲良く遊ぶだけではありません。時には対立したり、本気で意見をぶつけ合ったりすることもあります。少年マンガのような友情は憧れますね。ここでは、実際にあった感動する熱いエピソードを紹介します。
ほっこりする話㉒:「バカヤロウ!」会社の帰りに見た友情
帰り道で「バカヤロウ!」と声が聞こえ、聞き耳を立ててしまいました。「どうしてそんなにウジウジしてるんだ!」「だって」「はっきり好きって言えないなら辞めちまえ!」「俺、目が覚めたよ。ちょっと行ってくる!」友人が走り去るのを見送った後、残された方が「畜生、リア充め!」と呟きました。これぞ友情と感じ、心が熱くなりました。
ほっこりする話㉓:子供達の友情の輪
バイト先のスーパーに、目が見えないらしく白杖をついた女の子が、よくお母さんと一緒に買い物に来ます。ある日、女の子が一人で入口に立っていました。自動ドアではなかったので、ドアを開けてあげようと思っていると、同年代の男の子二人が女の子に声を掛けました。「お前、目が見えないんだろ?なんでお母さんと一緒に来なかったんだよ」
男の子達はドアを開け、女の子の手を繋いであげました。「何を買いに来たんだ?」「お母さんが熱を出してて、氷を買いに来たの」片方の男の子が氷を持ち、「手伝ってやるから、その代わりお母さんが元気になったら俺達と遊べよな!」と言いました。男の子達は、そのまま女の子を家まで送っていきました。子供の友情に感動しました。