なんかほっこりする話!疲れた心も癒される種類別エピソード36選

東京に単身赴任をしましたが、私は新天地に馴染めず、毎晩酒場に通う有様でした。そこで同年代の男性を見かけ、話し相手になってもらおうと思い一杯のビールを奢りました。男性も東京に憧れて来てみたものの、見知らぬ地で暇を持て余していたようです。私と男性は頻繁に飲みに行く友人となり、一年後には親友といえる仲になりました。

男性が故郷に帰ることになり、私は空港まで見送りに行きました。「また一緒に飲みに行こう」私がそう言うと、男性は少し悲しそうに「ありがとう。また来られるように頑張るよ」と答えました。しばらくして、私の元に一通の手紙が届きました。

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そこには、男性は余命半年の病にかかっており、この世を去ったとの知らせが書いてありました。「君のおかげで、とても素晴らしい東京生活が過ごせて、寿命を延ばすことができました。私はもうこの世にはいられないけど、天国で東京という街の良さをみんなに伝えるよ」その日、私は社会人になって初めて、声を上げて泣きました。

ほっこりする話36選【動物編】

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動物は、そこにいるだけで心を癒してくれます。言葉は話せませんが、懐いてくれたり、取り乱したり、気遣ってくれたりと、まるで人間のような感情を表現してくれます。動物に関するほっこりする話をご覧ください。

ほっこりする話㉕:「あぁ!俺が幸せにしてやるよ!」

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夏の暑い日、太陽が照り付ける屋外で、狭いサークルに閉じ込められている小型犬がいました。可哀そうで、耐えかねて飼い主に抗議すると、「じゃあアンタが面倒見ろ」と言われました。「ああ!俺が幸せにしてやるよ!」と啖呵を切り、虐待されていた犬を引き取ることにしました。

自宅で犬を洗い、ブラシをかけて、餌を与えると、ボサボサでボロボロだった犬は見違えるほどに元気になり、次第に俺に懐いてくれるようになりました。小型犬を保護してやったつもりでしたが、反対に癒されていた自分に気付き、思わず犬に頬ずりをしてしまいました。

ほっこりする話㉖:溝にはまった犬

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夜の8時頃に私が愛犬を散歩させていると、犬が溝にかけてある鉄板の上で足を滑らせ、溝に落ちてしまいました。狭い溝に水はなく、上手く受け身を取ったので怪我はなさそうでしたが、犬はすっかり動揺して溝から上がることができず、私が溝の浅くなっている場所まで誘導すると上がってくることができました。犬も取り乱すことがあるんですね。

ほっこりする話㉗:認知症の祖母に優しい犬

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うちで飼っている大型犬は、私が散歩に連れて行くと紐をグイグイ引っ張って先に進もうとします。でも、認知症の祖母が一日に何回も散歩に連れていくのですが、一度も引っ張ろうとせず、祖母の様子を見ながら歩きます。引っ張ったら祖母が転んでしまうことを、犬も分かっているようで、犬の気遣いに癒されました。

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ほっこりする話36選【外国人編】

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外国人を見かけると、「英語で話しかけられたらどうしよう」と不安に感じる人も多いですが、言葉は通じなくても、人間の根底にある温かさは変わりません。これを機に、外国人とコミュニケーションを取ってみると、思わぬほっこりがあるかもしれません。

ほっこりする話㉘:「イッツジャパニーズカミカゼ」

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コンビニの前で強い風が吹き、女子高生のスカートがめくれました。僕が内心ガッツポーズをしていると、隣にいた外国人二人組が「オオ、ラッキィ」「イッツジャパニーズカミカゼ!」と笑っていました。今日も平和だなぁと感じ、心がほっこりしました。

ほっこりする話㉙:「ナイスディフェンス」

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駅のホームで外国人とすれ違う時、お互いに右に避けたり左に避けたりと、同じ方向に避けてしまい、なかなかすれ違えませんでした。すると、片言の日本語で「ナイスディフェンス!ユーアー長友の弟子!」と言われました。サッカー界の未来を託して、外国人はにこやかに去っていきました。

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