ヒサルはネット上でも様々な体験談がありますが、実はその正体についてまとめた元ネタともいえる話や色々な説が存在します。
ヒーヒーサル
佐藤清明氏の著書の『現行全国妖怪辞典』に記載されている昭和初期の妖怪です。この本には人や動物に憑りつくとしか記載はされていません。
理由としては遭遇する機会が少なく長らく幻の妖怪とされていたからですが、ネットの普及によって情報が集まりその習性などが判明してきました。
未知の寄生虫説
この説はその正体を哺乳類に寄生する未知の寄生虫とするもので、寄生虫が脳に寄生する事でその行動を操っていると言うものです。
寄生され本法的に行動する様子が何かに憑りつかれているように見えることからこの説が提唱されています。
果たしてヒサルキは実在するのか?
ネット上では有名なヒサルキですが、果たして本当に存在するのか今までに紹介したエピソードを元に考察を行います。
目撃情報は数多くある
ネット上でも関連した話は紹介したもの以外にも数多くあります。
また、その目撃者や体験者も不特定多数になっている事から、ヒサルキの存在する可能性は高いです。
多くのケースで姿は見えない
謎の存在を確認するには実際に見てみるのが一番信憑性がある方法です。しかし、多くの目撃情報や体験談を参考にするとほとんどの話が子供や若い子だけしか見えていない事が共通点として挙げられています。
また、憑依はするが姿をみた情報はまったくと言ってほど投稿されていません。
確かめるのは難しい
仮定としてヒサルキが子供にだけ認識だできて、大人には見ることが出来ない物だとするとその存在を確認するのは困難になります。
仮にヒサルキに遭遇しても、動物の死体や子供の証言でしか確認できないとなると、大人は投稿以上の体験を出来る可能性は低いです。
ネット上で話題の妖怪
ヒサルキはネット上で有名になった怪談話です。このようにネット上に投稿されて有名になった妖怪は数多く存在します。
しかし、ネットの特性上その出所は不明なものが多くなっています。
ネット上の妖怪はデマなのか?
近年ネットの普及で掲示板などに書き込まれる怪談を多くなってきています。しかし、そこに書き込まれる話は決定的な根拠がなく信憑性が不確かな話が多くあります。
しかし、民俗学等の妖怪などの伝承を照らし合わせると、内容の似通ったネット妖怪も存在する為、一概にデマと言い切る事も出来ません。
有名なネット妖怪
今回紹介したヒルサキ以外にも掲示板などに投稿されたエピソード内に登場する、有名になった妖怪が多数存在します。
その中でも特に有名な妖怪を何体か紹介します。
くねくね
くねくねは2003年ころからネット上で流行った怪談の一つで、ネット妖怪の中では珍しく話の出所が分かっているのが特徴です。くねくねは田んぼや川の向こうに見える、白または黒のくねくねした物体でその正体をはっきりと認識すると精神異常をきたすとされています。
2000年に投稿された話が元とされているが、その後様々な改変がされています。『オカルト板』と『民俗・神話学板』で話題となっています。くねくねについて詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてどうぞ。
八尺様
八尺様は2ちゃんねるのオカルト板に投稿された怪談に登場する、体が八尺(約2m40cm)のある頭に何かを乗せている点が共通しています。八尺様はある山村に封じられていた謎の女性の怪異で、気に入った男を付け狙い、その人間を数日で取り殺してしまいます。
『ぼぼぼっ』とおかしな声を出すほか、身内の声を真似て目当ての男子をおびき出したりもします。八尺様について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
姦姦蛇螺(かんかんだら)
姦姦蛇螺は上半身が腕が6本もある女性の姿で、下半身が蛇の姿をしていて、インド神話のナーガに似た見た目をしています。「姦姦唾螺」「生離蛇螺」「生離唾螺」などのいくつかの呼び名で呼ばれることもあります。
普段は人里離れた山奥の封印された区画で放し飼いにされています。基本的には人間は見ることが出来ませんが、封印を害したりその下半身を見たりしてしまうと決して助からないと言われています。
アクロバティックサラサラ
おかしな名前をしていますがネット上では出会ったらヤバイ存在として有名になっています。赤い服にサラサラとした長い髪の毛が特徴的な長身の女性の姿をしていて、屋根やビルの上などの高い場所での目撃例が多いです。
目は空洞で眼球はなく、非常に活発に行動するが『アクロバティックサラサラ』と呼ばれる理由です。八尺様に匹敵する身長があり目撃された地域も近いことから類似した存在と言う説もあります。
もしかするとあなたの傍にもヒサルキはいるかも
とても恐ろしい存在のヒサルキは今も誰かに憑依をして現代を彷徨っているかもしれません。もし、貴方の周りで動物の不可解な死が頻発したら、貴方の近く間で来ている可能性があります。
その時はその正体について気になってしましますが、子供に確認する事は控えた方がいいです。もしかするとその子もヒサルキに目を潰されてしまうかもしれません。