紙紮(Zhi-za)の他に金紙(Jin-Zhi)という台湾のお葬式の伝統もあり、こちらは紙に金箔を貼り遺体と共に燃やし死者があの世でお金に困らずに裕福な生活が出来るようにと願いが込められています。日本のお葬式で線香やロウソクを燃やすことと似ていますが台湾では物を燃やすという行為に祈りの意味があります。
紙銭
中国ではとにかくメンツを重んじる風習があり日本では葬式とは慎ましく行なうものですが中国はその逆でとにかく派手なものが好まれます。派手にするのが一般的な中国のお葬式では紙銭(しせん)という紙で作ったお金を燃やしあの世でも裕福な生活が出来るようにと願っています。
中国、台湾と近隣のアジアの国の文化について触れましたが韓国人はどのように生まれどうして発見されたかDNAの特徴まで解説してある非常に興味深い記事があります。興味ある方はぜひこちらをお読み下さい。
びっくり!こんなのアリ?な中国のお葬式
先ほど中国のお葬式は日本と違い派手に行なうと説明しましたが派手な葬式を追い求めすぎてとんでもない葬式になってしまった例もあります。中国のお葬式事情について実際にあったびっくりする葬式の話とともに説明します。
お葬式でストリップショー!?
中国のお葬式ではストリップショーを行っていたという驚きのお葬式事情があり、現在ではストリップショーは禁止されましたがそれでも呼ぶ方がおり実際に葬式の主催者やストリップショーを行う人が罰せられたこともあります。参加者を増やす目的で行われており農村部の方では親の葬式でストリップショーを行うことは最大の親孝行であると考えていた方も多くいらっしゃいました。
とにかく派手なお葬式
日本の静かなお葬式とは正反対で中国ではとにかく派手にお葬式をするためにお供え物を葬式の会場いっぱいに並べたり爆竹の音が鳴り響くことがあったりお金をばら撒くこともあります。それ故に葬式自体がとても大きく参列者もすごい数になり参列者の行列が数キロにも続いてることもあります。
考え方の違い
日本では絶対に有り得ないお葬式の方法でしたが、中国では葬式に参列する方の数が多いほど死者が天国で幸せになれるという考えがありそれに基づいて参列者を増やすためにド派手なお葬式を行なっているのです。日本ではお葬式といえば静かにしんみりとしたものですが、中国のお葬式もしっかりと考えに基づいたものであり些かやりすぎなところはありますがどちらも故人のご冥福を願っているという点では共通しています。