優曇華の花は経典に登場する花?3千年に1度しか咲かない花の意外な正体とは?

よく言えば淡くぼんやりとしていて幻想的、神秘的ととらえることができますが、悪く言えば花には見えずどこか菌類のようにも見えるのではないでしょうか?実はそう見えるのもちゃんとした理由があるのです。そのことについてこの後、お話ししていきます。

優曇華の花の意外な正体とは?

先ほどの写真を見ていただいてもなんとなく、どこかほかの花と違い、菌類のようにも見えるということが分かりましたが、実はこの花には意外な正体があったのです。こちらの見出しではその驚くべき正体の真相を明かしていきます。

優曇華は花ではなかった!

まず3000年に1度咲き誇る花として仏教の経典にも載っている伝説の花は、その伝説通り空想上の花であって、生物学的に花ではなかったのです。花言葉もあるのに不思議なことですが、ではその正体は一体何なのでしょうか?

優曇華は虫の卵

驚くべき正体は虫の卵だったのです。菌類のようにも見えたのはこの驚くべき正体のせいだったのでしょうか。そして伝説では3000年に1度しか咲かないといわれていますが、実際は日本中どころか世界中で毎年見ることができるのです。

クサカゲロウとは?

ではどんな虫の卵なのでしょうか?その親である虫の正体はクサカゲロウなのです。この虫は白く細長い小さな虫で、川の近くに住んでいる方は、その住居間や部屋の壁などに、脱皮のした後の皮がついていることがあります。

大きさはだいたい1センチから3センチくらいであり、幼虫の姿は塵や埃のように見えて擬態しているともいわれています。世界的にもたくさんの種類がいる虫で各地に生息しています。食性は肉食であり、小さな昆虫を食べるのです。

優曇華の花をことわざ使いすると?

優曇華の花というのは伝説であり、仏教の教えが記述されている書記にも載ってあるのですが、同時にことわざでもあります。具体的にどういった意味があるのか?そして使用例も考えながら皆さんに解説していきます。

ことわざ「優曇華の花」の意味

花開くのが大変珍しく、たくさんの年月を要することから、そのことわざの意味はめったにないことや稀であるという意味があります。その伝説の事を理解していると、そのことわざの意味をおのずと覚えられるのではないでしょうか?

ことわざ「優曇華の花」の使用例

実際の使用例を紹介します。ずっと宝くじを買っている人が1等当たった時に、「これはまさに優曇華の花だ」というように使用したり、まためったにプレゼントをしない友人から、贈り物をもらった時に「まるで優曇華の花だな、おまえからプレゼントをもらうなんて驚いたよ」みたいに使うことができるのです。

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