優曇華の花は経典に登場する花?3千年に1度しか咲かない花の意外な正体とは?

じつはそのことわざをセリフとして使うアニメキャラがいるのです。しかもそのキャラは割と最近に流行ったアニメでかなり知名度のある作品なのです。ではどんなアニメでそんなキャラがそのセリフを言うのでしょうか?

刀剣乱舞「小夜左文字」のログインボイス

日本を象徴とする、有名な刀の数々を擬人化したアニメコンテンツ刀剣乱舞の登場人物の一人である、小夜左文字がゲーム版のログイン時に発するセリフの一つに、今回のテーマである優曇華の花が含まれているのです。

小夜左文字ってどんなキャラ?刀は?

普通の刀よりも短い短刀であり、それに合わせたものなのかキャラ自身も身長が極端に低くなっている。誰も信じることができず同時に心を許さない性格であり、そのためセリフの数々は少々冷たくドライなものが多いのです。

優曇華の花のセリフの元ネタ

「盲亀の浮木、優曇華の花待ちたること久し…此処であったが百年目」

(引用:刀剣乱舞)

これがセリフの全貌なのですが、ここまでの記事をしっかりと抑えて読んでいただけている方であれば、元ネタが仏教の経典の一つであるあの「法華経」であることに気づいたのではないでしょうか?花だけではなくきちんと亀までもセリフの中に組み込まれているのです。

優曇華の花には不吉な意味もある

花言葉は「輝く花」であったり、ことわざや伝説上では、めったにない幸運が訪れたり、いいことの象徴であるこの仏様の花であるのですが、実は反対に不吉な意味もあるのです。それがどういったものかご紹介していきます。

この言葉のように良い意味を持ちながら、また反対に悪い意味も持つという不思議な言葉は意外と多く存在していて、また一方の意味がひとり歩きして世に知られていることもあるのです。

日本で優曇華は不吉

不吉だといわれているのは、なんとわが日本なのです。古くから仏教の信仰がある日本で、なぜそのような意味が生まれたのでしょうか?そして不吉だといわれるその意味は何なのでしょうか?その疑問について後述で解説していきます。

不吉だとされる優曇華の意味

本来であれば数千年に一度の良い事が、千載一遇の幸運が訪れるという意味があるのですが、その逆でめったにないとんでもない厄災や不幸が訪れるという意味があるというのです。そしてその悪い意味のほうが広く伝わっているそうなのです。

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