日々の生活の中で様々な事が不安に感じてしまう方がいらっしゃいます。そういった方々は死に関してのみならずあらゆる事に対する恐怖症となる可能性が高いため、日ごろから不安なことは考えないようにできるコントロールを身に付けておくことをおすすめします。
タナトフォビアは見た目ではわからない!
実は私タナトフォビアなのですと、普段明るく元気があり、周りからも慕われている人に告げられて、あなたは信じることが出来ますか。タナトフォビアは精神的な疾患とされており、到底その方から病気という印象は受けないかもしれません。
どのような方でも発症しうる
タナトフォビアは外にいる時にその心配が現れない事が多いのです。理由としては外にいる場合、他の事を行っていたり、忙しく活動しているために考える時間がないからです。そのため外では明るく元気な人でも家に帰ると死に不安を感じているという事も不思議ではありません。
受け入れる大切さ
タナトフォビアに限った事ではありませんが、自身の恐怖症や病気に関して打ち明ける事はとても勇気のいる事です。またその方からのSOSかもしれません。そういった事を必ず念頭に置いておいてください。決してそんな事はない、と突き放すのではなく、話を聞いてあげるだけでも救われることもあります。
死ぬことは怖くないですか?
様々な考えや価値観を持つ社会の中で、死ぬのが怖くないという方もいらっしゃるかもしれません。死ぬのが怖い方はどういった考えの中で死ぬことを怖いと考えるのでしょうか。そういった考えを理解することもタナトフォビアの方を理解する事へとつながります。
死ぬ際の痛みが怖い
死ぬという事は肉体が死に値するほどの損傷を与えられるという事と等しい場合があります。その際に人は痛みを感じる瞬間もあるでしょう。そういった痛みを考えると死ぬという事は痛みを感じる苦痛な事であるという考えが強くなってしまうのです。
自分が死んだ後の周囲の辛い顔を想像する
自身が死んでしまった後に葬儀で泣き崩れる家族や知人を想像すると、心が痛くなりいてもたってもいられなくなってしまう方もいらっしゃいます。心から愛する人がいる方だからこそ愛する人たちの苦痛を想像して自身の心を痛めてしまうのです。
死んだ後の虚無
この記事の中でもご紹介させていただきました、死んだ後の世界は誰も知りえる事がなく、生きて築き上げたすべての物を失ってしまうという事であると考えられています。今持っている大切なものや人、そして生きてきた自身の証もなくなってしまうという事へ恐れてしまう方もいらっしゃいます。
あの芸能人もタナトフォビアだった!
有名な方々の中にもタナトフォビアであることが分かっている人々がいます。そういった方々はどのように感じ、どのような対策を行っているのでしょうか。ここではタナトフォビアであるとされる有名人の方々をご紹介させていただきます。
西川貴教
明るく元気なキャラクターでも知られている西川貴教さんですが、雑誌のインタビューの中で自身がタナトフォビアである事を公言しています。彼の場合は自身が死んでしまうと楽しい事が体験できないという思いから死に対して恐怖を抱いており、不安を拭うために漫才動画を見ているようです。
芥川龍之介
数々の名作を残している芥川龍之介ですが、彼もタナトフォビアであったのではないかという考えがされています。彼の考えは作品「黄梁夢」の中の言葉で表されており、自分の人生は夢であり、いつか目覚める時が来るという言葉に彼の死に対する思いが表現されています。
手塚治虫
戦中を生き抜いた手塚治虫は数多くの死に直面してタナトフォビアを発症したとされています。その影響で有名作品の中でも生死に関する描写を多く取り入れられており、作品の中で死に対する自身の思いを表現されています。