アンチラ事件とは?スマホアプリ・グラブルで大炎上!経緯やその後の返金は?

関係者の不用意なツイートにより、有名声優たちの個人的なゲームアカウントのIDが、次々と暴かれるという事態が起こりました。発端は、グラブルディレクターの福原哲也さんが、Twitter上で自身のアカウントを暴露してしまったことです。

利用者がこのアカウントを覗くと、出演声優からのものと思しき、メッセージを見ることができてしまいます。これにより、メッセージの送り主である、有名声優たちのアカウントIDが、ネットに晒されてしまったのです。

グラブルとのコラボカフェでアルコールの提供?

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2017年7月に大阪で開催された、グラブルとのコラボカフェで起こった事件です。ソフトドリンクとして提供された飲み物に、アルコールが入っているとの報告が、SNS上に相次いで投稿されます。体調不良を訴える人や、中には救急搬送されたという人もいるという事態になりました。

これに関して、運営会社は公式に謝罪文を公開。原因は、調理担当者がレシピのシロップと、よく似たリキュール酒を取り間違えたことによるものだったと発表されます。

「エルシャダイ」のキャラクターにそっくり?キャラ類似問題

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2018年に実装されたグラブルのキャラクターである「ベリアル」をめぐって噴出した問題です。このキャラクターの見た目が、他社の人気ゲーム「エルシャダイ」の登場キャラ「ルシフェル」に酷似していると、ネット上で指摘されたのです。

この問題をめぐっては、エルシャダイの権利元が直接、グラブル側に権利侵害を通告し、経緯の説明を求めるという事態となります。結局、グラブル側は権利侵害を否定。エルシャダイ側もそれ以上追求しないという形で、問題は終息しました。

下方修正が行われた?コルワ事件とハレゼナ事件

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「コルワ」は2016年4月に登場したグラブルのキャラクターです。ところが、その実装直後から、このキャラの性能があまりに高すぎると話題になります。ゲームバランスに影響するとの指摘を受け、運営はコルワの性能を下方修正。お詫びと払い戻しを行いました。実装から約18時間後のことです。

同じくグラブルのキャラクター「ハレナゼ」も、異常なほど強力な性能を持って排出されましたが、そのわずか4時間後に下方修正が入ります。これによりハレナゼの性能は大幅に低下し、炎上にまで発展する事態となりました。

ソーシャルゲームをめぐる社会問題

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グラブルをはじめとしたソーシャルゲームは、2010年前後から急速に普及した新しいエンタメコンテンツです。それ故に、規制の整備や利用者のリテラシーが追い付いていないことにより、様々な問題やトラブルが頻出しています。今回取り上げた「確率表示」や「コンプガチャ」の問題他に、どのような懸念が挙げられているか、解説していきます。

ゲームが出会い系サイトと化している

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コミュニケーションツール、もしくはコミュニティ形成ツールとしての側面も兼ね備えているソーシャルゲーム。チャット機能を備え、ギルドなどの仲間を作ることのできるゲームも多くあります。このようなソシャゲの利用者の中には、ゲーム自体よりもプレイヤー同士の交流を求める人も少なくありません。

問題となるのは、男女の出会いを求めてゲームを利用する人がいること。そして、そのようなゲームを子どもがプレイすることもできるということです。出会い系サイトやマッチングアプリは、未成年が登録することはできませんが、ゲームであればそれができます。未成年が悪質な利用者に狙われる危険性が危惧されているのです。

課金地獄で困窮し強盗殺人を犯してしまう

2014年11月に起こった事件です。群馬県前橋市で、高齢の女性が自宅に侵入した強盗に殺害され、現金約5万円などが持ち去られました。犯人は26歳の男性で、翌年の2月に逮捕されます。

この男性は月4~5万円というソシャゲへの課金がやめられず、100万円以上の借金も作っていました。仕事もしていなかったため生活に困り、犯行に及んだとのことです。

「ゲーム依存症」が世界保健機関(WTO)にも認定される

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ゲーム依存症とは、普通の生活がままならないほど、ゲームにのめり込んでしまう精神症状です。2018年6月に世界保健機関(WTO)が、正式に障害として認めました。

返済できないほどの借金をしても課金がやめられなかったり、仕事や学校に行けなくなるほどゲームにはまったりするなどのケースが挙げられます。現代社会が新しく生み出した、深刻な障害です。

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