ギネス認定「ラーテル」は最小にして最強の哺乳類?おばかでかわいいその生態とは?

成獣となった個体に比べると、幼体の場合はまだ皮も柔らかく捕食者に狙われやすくなってしまいます。

ヒョウやハイエナ(時にはシマウマ)に狙われ捕まった子どもを取り返す為、母親が襲いかかり撃退する事もありました。

ラーテルは雑食

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他のイタチ科の動物たちと同じく、雑食性で基本的には様々なモノを食べる事が出来ます。

雑食性と言っても肉食や草食かと言えば、小動物を好んで食べる傾向にあり、肉食よりと言えるのではないでしょうか。

小動物・鳥類・果実

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ネズミなどの小型哺乳類や、蛙の様な両生類、昆虫、蛇などの爬虫類を好んで捕食しますが、果物などを食べる事もあります。

鳥類なども食べるとされており、捕食対象は様々である事が分かるのではないでしょうか。

毒に耐性のあるラーテル「コブラ」さえ食す!

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コブラの様な毒蛇の持つ毒に対して耐性があり、コブラに咬まれても数時間しびれて動けなくなるくらいで、再び何事もなかったかのように動き出すのです。

動きも早いので、コブラの牙が刺さる事がほとんどなく、逆に襲いかかり捕食する事もあるでしょう。

ハチミツはラーテルの大好物

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様々な小動物を襲っては捕食しますが、大好物は蜂蜜です。別名を「ミツアナグマ」と言うくらい蜂蜜好きで知られています。

蜂の巣を見つけると蜂の巣がある木によじ登って蜂の巣を破壊して食べるのですが、蜂の巣を見つける事は得意ではありません。

ラーテルの別名「ミツアナグマ」

蜂の巣を見つけるという能力には恵まれていないのですが、蜂蜜が大好きで、別名に「ミツアナグマ」と言う名前が付けられているほどです。

蜂蜜だけではなく蜂の子も大好きで巣ごと食べてしまします。

ハチミツハンター「ラーテル」と誘導要員「ノドグロミツオシエ」

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キツツキの仲間である「ノドグロミツオシエ」は、自分自身では蜂と対抗する術を持っていませんが、怖いもの知らずのラーテルがいれば、蜂蜜をゲット出来る確率が上がるという事が分かっています。

その為、蜂の巣の場所が分かると大きい鳴き声を上げて場所を知らせてくれるのです。

win winの運命共同体

蜂の巣のある場所を教える事で、ノドグロミツオシエは襲われた蜂の巣から安全に蜂蜜の残りを貰う事が出来ますし、蜂の巣を見つける能力のないラーテルにとっては、教えてもらえれば簡単に蜂の巣を襲う事が出来るでしょう。

蜂の攻撃に悶絶するラーテル

蜂を怖がる事はないにしても、蜂も巣を壊されて黙っているわけはありません。

背中は硬くてゴムの様になっている皮膚で守られているにしても、守られていないお腹や鼻の部分を特に狙って反撃をするようです。

ラーテル歩兵装甲車

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名前にちなんで付けられた装甲車がある事をご存知でしょうか。歩兵装甲車とは、戦闘車とも呼ばれ、1968年に開発された南アフリカ製の装甲車です。

操縦席は防弾ガラスで囲まれており一般的な戦車よりも見やすくなっています。

硬い無敵の皮膚を持つラーテルが由来の装甲車

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無敵の皮膚で怖いモノ知らずの異名を持つラーテル(ミツアナグマ)の名前を貰い、開発された装甲車で、様々な改良型が生みだされています。

装輪式の装甲車の中ではとても厚みがあり、硬い装甲です。

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