アダンソンハエトリは最強ハンター!かわいい益虫の特徴や生態まとめ

アオオビハエトリは体に青いラインが入ったおしゃれさんです。庭園や神社では見かけることがあっても、特別人間の家の近くの虫を取って生活しているわけではなく、平地でアリを主食にして暮らしています。アダンソンハエトリと同じく多少メスの方が大きいのですが、この種類はオスとメスで色柄が一緒です。

ハエトリグモ科のクモ③チャスジハエトリ

次にご紹介するのはチャスジハエトリ。頭からお尻まで帯状の2本の茶色い筋がまっすぐに走っています。この写真の個体はオスですが、メスの方は体全体がもう少し暗い色で、中心線も白ではなく、わずかに模様と判別できるくらいの暗い茶色をしています。こちらもアダンソンハエトリと同じく、世界中の室内においてよく見られている種類です。

ハエトリグモ科のクモ④アリグモ

真っ黒な細身の体に、口元の大きなアゴ。ぱっと見ではどうしても少し大きめのアリだと思ってしまいがちですが、彼らはアリに姿を似せた、その名もアリグモ。よく見ると足はきちんとクモの仲間らしく8本あります。アリは攻撃的で強い虫と虫の世界でも知れ渡っていますので、それに似せることで自分の身を守ろうとこのような姿になったようです。

ハエトリグモの最大種は?

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ハエトリグモの仲間は今までお伝えした他にも世界中にたくさんいます。1番大きい種類だとどのくらいの大きさになるのでしょうか。もしかすると大きさによって食べているものも、アダンソンハエトリなどの小さい種類とは違うのでしょうか。ここではハエトリグモの最大と言われている種類のものについてお伝えします。

ジャイアントグレイジャンピングスパイダー

英語名でPhidippus octopunctatusという名を持つ種類がこう呼ばれるそうです。体全体が茶色がかったグレーの毛に包まれています。これまでご紹介してきたハエトリグモの仲間たちが大きなメスでも1cmほどなのに対して、この種類はその倍以上の2.5cmにも成長します。

アメリカやメキシコに住む大きな体を持った彼らは、バッタや蜂などの大きな虫も取って生活しています。『2.5cmか…もっと他の大きいクモのことが知りたいよ』というクモ好きさんはこちらの記事をぜひご覧ください。

アダンソンハエトリをどうしても駆除したい時には

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特にお願いせずとも人間の助けになってくれているアダンソンハエトリ。とは言っても、ご家庭によっては、赤ちゃんやペットへの影響が心配だからやっぱり家に置いておけない…といった状況も考えられます。そうした、彼らにお引き取りいただきたい時や、そもそも彼らが家に来ないようにしたい時にはどうしたら良いのでしょうか。

家の中を清潔に保つ

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コバエは生ゴミなどの匂いにつられてやってきますし、ゴキブリも然り。またゴキブリやダニは私たちが生活しながら知らず知らずに落としている古い細胞までも食べると言いますから、布団をよく洗ったり干したりして清潔にしたり、カーペットや畳などは特によく掃除機をかけて清潔にしておくと良いでしょう。

気がつくと既に入ってきていた小さな虫などが死んでいることもあるサッシの周りなどの掃除もお忘れなく。虫除けを考えずとも、清潔でリラックスできる部屋をいつも保っていける習慣ができたら理想ですね。

エサとなる虫を駆除する

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アダンソンハエトリなどのハエトリグモたちは食事になる虫がいるところにやってきます。ひとつ前の項目とも重なりますが、室内の虫が現れがちな場所を清潔にして虫が来ない状態にしたり、それらを直接駆除することでクモたちのエサになる虫がいない状態にしておくと、結果としてクモたちも来ない環境を作ることができます。

侵入できるスキマを作らない

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サッシにスキマをなくすテープを貼ってみたり、劣化してきた網戸のゴムを直してみるのもいいかもしれません。スキマがなくなることで虫除けだけでなく冷暖房の効率も上がりお財布にも優しくなりますから一石二鳥です。

ハーブで寄せ付けない

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ハーブの中には虫たちが嫌がって近づかないものがあります。それらの鉢植えを彼らの出入り口になりそうな場所に置いておくだけでも一定の効果は見込めます。でもさらにしっかりとした効果が欲しい!という方に向けて、お次はハーブで作る虫除けグッズをご紹介していきます。

アダンソンハエトリなど虫を寄せ付けないハーブの作り方

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ここからはハーブの力を利用した虫除けグッズの作り方をお伝えしていきます。清潔になった室内にさらに虫が寄り付かなくなる効果の他、アロマの効果も期待できますので、アダンソンハエトリに頼らなくても大丈夫!という方はぜひ試してみてくださいね。

ハッカ油スプレー

ハッカやゼラニウムなどの香りは、虫たちが苦手とする香りです。ハッカ油を20滴、またはゼラニウムの精油10滴ほどに対して、水を90mlと無水エタノールを10ml用意し、全て合わせてスプレー式のボトルに入れてよく振れば出来上がりです。効果不足を感じた時は多少ハーブの成分を何滴か増やしてみるとよいでしょう。

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