【富岡八幡宮事件の真相】なぜ事件は起こったのか?その後の現在は?

実はその親である父親もまたお金を使い豪遊さながらの事をしていたそうです。神社の関係者たちやその身内があろうことか全員お金にとりつかれていたと言っても過言ではないのです。皆さんはその辺についてどう感じますか?同じようにホスト通いという執着心が原因となった大阪で起きた事件についてはこちらの記事をぜひご覧ください。

懇親会ではドンペリを差し入れ

この懇親会は近くの神社の関係者や地元の公共団体の役員を募ったもので、毎年夏に行われていたそうですが、その時には毎回大量のドンペリを差し入れしていたそうなのです。このドンペリというお酒は1本高価なもので数十万円は優に超えてくるもので、よほどお金があり豪遊しているのです。

そしてそれは自身が好物であり、自分が飲むためだったと言われているのです。このように被害者である姉もまたお金におぼれた人格をしていたため、その有り余るお金のために幾度の脅迫文にも動じずその神主としての立場を維持していたのかもしれません。

富岡八幡宮事件の真相に迫る!富岡長子への高まる不満と嫌がらせ

これまでで被害者と犯人の兄妹の生い立ちや過去に何をしてきたかを記述していきました。なんとなく動機とテーマになるものはお金というところが見えてきたのではないでしょうか?ここからはもっとその事件の真相に迫っていきます。

大きなポイントとなる二人の兄妹の関係性やいきさつの一つ一つを詳細に解説していきます。どのような裏事情や背景があったか考えながら読んでみていただければ、より真相が近いものになってくるのではないでしょうか。

事件の発端は10年以上前にあった

先ほどの見出しで犯人と被害者の過去の事や生い立ちを話して言った通り、どうやら発端となる出来事や動機は10以上も前に生まれていたのです。お金と神主という立場、そして身内でのいざこざ。このことが広く言えば動機になる要因と言えるのです。

ではそんな要因を一つずつおさらいしていきましょう。徐々にこの事件の全貌が明らかになってくるはずです。その神社内、身内内ではどのようなトラブルや経緯があったのかそれを知れば、おのずと動機が分かってくるかもしれません。

富岡茂永の金使いの荒さが問題視

今から24年前の1995年に神主に就任した犯人、その後神社協会からもその能力の高さや人脈の広さを認められるなど、大変裕福で円満な生活をしていたわけですが、それゆえにカジノやギャンブル、そしてホステス通いなどの私利私欲が働いてしまったのです。

一つ分かっていただきたいのですが、神社や寺で務めている関係者や一族は皆、このようにお金を私利私欲のために駆使しして豪遊しているわけではないのです。この富岡一族が少しイレギュラーであることを理解しておいてください。

父親が富岡茂永を官司から解任

その金使いや多くのトラブルを見かねて、神社の関係者周囲から問題視されて、前神主の父親により強制的に辞退、すなわちクビにさせられるわけですが、このことを反感に感じてこの事件の大きな引き金となってしまうのです。動機が逆恨みのようにも思えてくるのではないでしょうか?

あまり内部事情に詳しくない我々一般人がこの話をざっと聞いても、なんとなく辞退、クビになるのは当然のように感じるはずです。それだけふさわしくない行いを働き続けているのですから、自業自得と言えるのです。

解任の逆恨みがここから始まっていく

強制的に神社関係者や親族から神主を辞退させられた犯人。しかしそれは当然の結果と言えますが、彼からしたらそれは裏切り行為のようにとらえたのかもしれません。そして代理で任せられる姉や父親に恨みが募っていくこととなるのです。

犯人以外の一族関係者がまともであったかと言われたら、何とも言えませんが、やはり犯人の逆恨み、そしてそのお金と権力に溺れた人格がこの事件を引き起こした大きなポイントになるのではないでしょうか?

解任後は官司不在が続き神社本庁を脱退することに

半ば強制的に解任された後は代理として姉が務めましたが、正式な神主として認められてはいないので、神主不在がしばらく続きました。そしてその不在に不満が溜まってきた神社はついに、事務組織である神社本庁から抜けてしまうことになるのです。そしてそれを機に被害者の姉を正式に神主として就任させるのです。

つまりこの富岡家という一族だけではなく、神社自体そのものも疑問視されているのです。神聖な神社なのにも関わらず、私情を持ち込みすぎていると言えるのではないでしょうか?こうしたこともこの事件の要因となっていると考えられます。

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